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テーマ:DVD映画鑑賞(13964)
カテゴリ:映画
【DVD】日食までにアフガニスタンに置いてきた妹に会わなければ・・
カンダハール 原題;Safar E Gandehar 制作データ;2001仏・イラン/オフィスサンマルサン ジャンル;ファンタジー 上映時間;85分 監督;モフセン・マフマルバフ 出演;ニルファー・パズィラ/ハッサン・タンタイ/サドュー・ティモリー ◆STORY◆ アフガニスタンからカナダに亡命したジャーナリストのナファスは、祖国に残した妹から日食に自殺をするという手紙を受取る。日食まであと3日、妹を救うためイランからアフガニスタンの国境を越えるナファスを厳しい現実が待ち構えていた。ナファスは無地、日食までにたどり着けるのか!? *********************************** ドキュメントのような映画です。 最初は、ある男の第4夫人になりすましカンダハールを目指す。 が、途中、盗賊にあい一行はナファスをおいて引き返すことに。。 次にカンダハールまで走れば2日だよ!とガイドを買ってでた少年ハクに出会う。 砂漠を2人で歩くが途中ハクがいなくなる。 「ハク~」っというとミイラ化した骨から指輪を抜き取っている最中。振り向きざまに「これ買って!綺麗だよ。ナファスの目の色と同じ!」。 貧しさゆえの行動。貧しさゆえの殺戮やウソ。 こんな金・金・金の世の中で、何がまかり通るのだろうか。 井戸水で腹を下し、現地の医者へかけこむ。 女性は顔を出してはいけないので部屋の真ん中に垂らされた穴のあいた布からの診療。 その穴ごしに、医者が口や目をみる。 一番印象深かったのは、地雷で足を吹き飛ばされた人の多いこと。。 みんな何ヶ月も義足を待っている。学校では、女の子に「人形をみつけても触らないこと!!」 と教えている。もちろん人形には地雷が仕込まれているからなのだ。 「足クレ足クレ」といってる最中、松葉杖のグループが一斉にある方向へ走り出す。ぎこちなく。。 ふと、空をみると何かが落ちてくる。「食料品か?」と思いきや「義足」。(-_-;) 義足が空から、らっかせいをつけ落ちてくるなんて考えられますか!? ちょっとしたショックをうけましたね。。 *********************************** <総評>★★★・・ ある本を思い出しました。それは、中東の女性差別で殺されかけた『生きながら火に焼かれて』。 内容は違いますが、同じ空気を感じます。 この作品の監督は、最初は革命運動で警察のお世話になってたりしてたらしいのですが 途中からこうした文化活動を始めて、注目されたようです。 暴力よりも話し合いで解決できるものって、少なくないのでですね。 しかしまあ、映画的には最後が「え!?」って感じでした。妹は・・・?そして、ナファスは・・? 観賞側も、妹と一緒に置いてきぼりをくらった感じです 楽天ブログランキング←クリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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