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カテゴリ:映画
『トランスアメリカ』公式サイト
制作データ;2006米/松竹 ジャンル;ヒューマン 上映時間;103分 指定;R-15 監督;ダンカン・タッカー 出演;フェリシティ・ハフマン/ケヴィン・ゼガーズ/フィオヌラ・フラナガン 観賞劇場:7/28(金)シネスイッチ銀座 ◆STORY◆ 性同一障害のブリーは、数日後に完全に女性になるための手術を控えていた。そんな矢先、ブリーの息子を引き取りに来てほしいと拘置所から電話が入る。トビーを保釈するため、ブリーは手術費用を切り崩してニューヨークへ向かう。ブリーは、自分の正体を明かさないまま、トビーを継父の暮らすケンタッキーへ送り届けようとするのだが…。 *********************************** 男性でありながら、身も心も女性となるのを演じているのは正真正銘の女優。 しかし、画面で見ると不思議にも男性にも女性にも見えるから、適役といえるだろう。 まさに体当たりの演技だった ホルモン剤服用していて、豊胸手術もしているので後はオ○ン○ンの処理だけなのだが、 あともう少しというところで、息子がいると驚愕の事実が。。。 カウンセラーも、「息子にあって心の整理をつけないと手術はうけさせるわけにはいかない!」というのでしぶしぶ、N.Yへ。そこから、心温まる人と人とのつながりの旅が始まるのだ。 性同一障害の話もさることながら、息子と父親の微妙な関係の見せ方がうまい! 理想の父親像を気づきあげている息子に、自分が父親だとは(見た目は女だし)言えないブリー。 ある日、騙され無一文になったときにブリーの実家に頼った。 汚い少年がいると毒づく家族に、しょうがないので「自分の息子だ」というブリー。 すると、家族(特に祖母)はいきなりニコニコと豹変するさまは面白い。 *********************************** <総評>★★★★・ ブリーの複雑な心境に加え、息子の心境も見て取れる。 作中で、2人を騙して車ごと盗んでいなくなるヒッチハイカーに、息子が「こいつチ○ポあるんだ ぜ!」というシーンがある。それに対してヒッチハイカーがブリーにいう台詞が心に残った。 「へぇー、進化してるんですね!」と。 性同一障害というテーマのわりには、さほど重くもなく。 ロードムービーとして見せるには、しつこくなく(エリザベスタウンのように)。 ユーモアをはさみながら家族の絆をうまく見せている作品だ。 観賞後も、いがいとスッキリとして後味も この記事のトラックバックURL: http://tb.plaza.rakuten.co.jp/eiganosekai/diary/200607300000/d19bf/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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