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叢叡世
特に何もないです。名の通り、草莽です。大それたことはないので、感じたことを綴っていきます。
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あれから十年。
何故かあの漫画はカルト的な人気を誇っていた。
信じられないくらいに。
なんの脈絡もなく、闇雲な展開で読者を翻弄していたのだ。
それ以降、意味不明な漫画が跋扈するようになったのは。
絶対に買う。
さて、雨後の筍の如く出捲っていたそうした漫画も時を待たずして消え失せた。
それが今度はライトノベルの方から出て来たではないか。
『涼宮ハルヒの○○』シリーズだ。
寧ろここでは『涼宮ハルヒの憂鬱』にしといた方が良い。
双方共にキャラクターが余りにも似ている。
共通点を論えば幾らでも指摘出来る。
一先ず学園青春ものだと言うことは置いとこう。
主人公の性別は違えども、突拍子の無さは同じである。
突っ込み役が存在するが、フーミン(藤山起目粒)はアクションに出る一方、キョンは心の中でシャウトするのみである。
キョンの助言でハルヒの御機嫌こそ取っているが、フーミンは…機嫌取りはしていないものの助言でヒゲ部を纏めたりもする。
意味のない部活動を開始し、部員を強引に募っては皆を振り回す。
ハルヒの下へ集ったエージェント達は目的がはっきりしている。そういう各々の理由でくっついているだけだ。
マサルもハルヒも一般的な日常会話が通じない。
二人とも頭脳明晰なのだが。
それでもスポーツ万能なのだ。
そして馬鹿力がある。
こちらの作者がマサルの影響を受けたかどうかは不明だ。
けれど、これに限らずいわゆるライトノベルは蓋を開けるとちょっと前の少年漫画に似ているようなものばかりである。
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Last updated
2008.01.17 01:01:40
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