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2008.01.13
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カテゴリ:サブカル我流評論
とうとう年も改まってしまい、今回も見ることなくなってしまった。

勧善懲悪仇討ち主君への忠誠を誓ったものの見本として300年もの間支えられて来たのに、どうしてなのかなあ。

時代劇が若者に受けなくなったから、と言う意見もあるが、それはそれでその通りなのだが、歌舞伎や能狂言浄瑠璃の伝統が廃れないように、今だ存在しているのである。
これもまた、紛れのない事実である。


ちょっと考えて見よう。

仇討ちが馬鹿らしいとなるのだろうか、それも違う。
復讐と言う言葉も現として存在するし、実行もされている。
仇討ちを法律で禁止させられて犯罪者の処分を自らの手で裁けないというもどかしさがあるからこそ、責めてもの願いが込められているのではないのか、そうした作品に。

引く手数多の時代だから、ロイヤリティが最早今の時代通用しないのでは?

忠誠心は直接見えるものではなく、今では己れの中に内包されていたりする。
プライドやら自尊心やら。
個人の時代ではない大いなる集団の一部だったと言う時代では、己れを確認または証明させてくれるものは常に外にあった。
王様殿様聖職者様神様仏様。
無条件の忠誠は現代では双方互いの契約社会へと変貌していったので、その辺りからして伝わらなくなったのではないのか?

しかしこれは幾らでも後付けの考察が可能なのである。
昔の人はどう考えていたのかは判らない。
今の人よりももっとドライだったかも知れない。

それはさておき、わたしなりの考えではどうだろうか。
恐らく後世の歴史研究によって忠心蔵の全貌が明らかになって来たからじゃないのだろうか。

皆気付き始めている。

吉良上野介が単なる卑怯で狡猾な悪者じゃないことを。

わたしはスーパーで見掛ける赤穂塩を手にするとき、この事が頭をよぎる。

吉良の所も赤穂の藩も共に塩の取れる製塩地帯である。
吉良の方は領地こそ小さいが由緒ある良家で塩も良く取れていたのである。
そこを塩の余り取れない赤穂の藩が吉良に製塩方法を懇願する訳である。

しかし、浅野は吉良の好意を受け取れず馬鹿にされたと思い逆上して後は話の通りとなる。

武家屋敷は江戸にあって47人の赤穂浪士テロリストがズケズケと吉良邸へと押し寄せて来るのである。
こんな騒ぎを何故江戸の警備は何もしなかったのか、それには一つの解答があって、幕府が吉良を排除したかったのではないのかという考察がある。

徳川は源氏の名を僭称してからその当時ですら100年ちょっとしかなく、出自も怪しい。
吉良の方が古くて、どうも立場的に目の上のたんこぶだったのではないか。

詰まり、吉良の方こそ悪者にされてしまったということが分かった、とっても可哀想な人なので、責めてものことで取り上げなくなっちゃったのではないのか?


不動の歴史だってこんなにも変わる。
もう赤穂浪士が関わること全てが時効みたいなもんだから雪崩式に押し寄せたんだろう。
無念が晴れて良かったね。

何れ、明治維新の話も引っ繰り返るんだろう。





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Last updated  2008.01.17 00:40:52
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