1/23 ロベルト・フォンセカ @モーションブルー横浜
初日初回ステージを聞きました。静と動のバランスもいいし、出し惜しみで焦らされた跡のモントゥーノも絶品。良いステージでした。ステージは最新作Akokanと前作Zamazu収録曲により構成。冒頭30秒ほどのロベルトの母親によるボーカルを流して開始。ロベルトは手元を見ることはなく、常にドラムスとのアイコンタクトを絶やさない。今回はドラムス・パーカッションの右、ロベルトから見るとドラムのすぐ後ろに座っていたので、まるでロベルトと自分がアイコンタクトしているような錯覚で、こちらもいろいろ勝手に反応してしまった。特にロベルトが遊びを仕掛けてくる場面は手に汗。また、速い曲でのドラムスとピアノの絡み合いは緊張の連続。ところで、ドラムスが急にロック風パターン(上手く表現できませんが)を入れてくるのが数回あり、ラテンにロック?と気になった。これについてはもう少し確認してみたい。ピアノはバリバリ弾くこともあるが、それよりも、右手だけで弾いて、左手はずっと中空に踊らせている姿が印象的だった。何か指示を出しているのかとも思ったが、そうではなく、踊っている。パーカッションはコンガ4本を中心に、ダルブッカ、ボティーハ(?)、フレームドラム等をセッティング。ダルブッカは使ったが、ボティーハは使わずじまい。つまりは他に曲があるということ。2ndステージで使ったのだろうか、気になる。フロントのハビエルはサックス、フルート、クラリネットを持ち替え。元イラケレの実力者だが派手さよりも落ち着いた美しさが印象に残った。ところでロベルトのMCでの低く太い声とは違う高く澄んだ歌声にも注目。今日から3日間、青山のブルーノート東京でのステージはお見逃し無きよう。