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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2009.03.12
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カテゴリ:育児_言葉
ハーフ(ミックス)の子供あるいは海外に長期滞在する子供にとって、バイリンガル教育というのは切っても切れないが、ルナが成長するにつれて心理面でのケアが必要になって来たことにより、学校に通うようになる4~5歳までには、少なくとも自分で自分の気持ちや状況を説明でき、周りの言っていることを理解できるための言語を少なくとも一つは習得していることが必要だなと思うようになった。

学校生活が本格化するにつれ、お友達や先生との関係において楽しいことも起こる反面、自分にとって不本意なことや悲しいことも起こるわけで、最近、寝る前にルナとは布団の中にもぐりこみながらその日起こったことを報告し合うのだが、その際に、学校で先生に怒られたのだがそれが不本意だったということを私に訴えた。まあ、彼女に非はあるものの、彼女の言い分も分かった。これ、私からは日本語で話したかったけど、無理かな、と思って途中で英語に切り換えた。バイリンガル教育という観点からは良くないんだろうけど、ルナがきちんと私の言っていることを理解するためには仕方がない。たとえば、ルナが、○○先生は私に腹を立てているから私のことが好きじゃないんだ、と悲観しているので、それに対し「一度怒ったからと言ってルナのことが嫌いになったわけじゃない」ということを説明するにはやっぱり英語じゃないと無理だったわけだ。

今朝は今朝で、急に、一緒のバスに乗る1年生の女の子が、今まではカズン(cousin)だって言ってくれていたけど、ルナがある日、彼女の持っていた封筒を奪ってしまったらしく、それを機に「アンタはもうカズンじゃない!」と宣言されてしまったようで(絶交よ!ってカンジ?)、それを思い出したのか、その子に手紙を書くんだ、と言って、ルナが好んで描く女の子やお花の絵に、私にスペルを聞いて"COUSIN AGAIN"と文字を入れた手紙を作成し、バス停でその子に渡したところ、その子はいったん受け取って中身をちらりと見た後、「要らんわ」と言って、ルナに付き返してしまった。おいおい、まあ、ルナが悪かったのは確かだけどさあ、1年生なんだからさあ、受け取ってくれよぉ、と思ったけど、仕方があるまい。そしたらルナは泣きそうになっている。おぉぉ、困った。そして、ここでも英語でなだめる。ね、少なくともルナの気持ちは伝えたんだからいいじゃない、そのうちまたカズンになってくれるってば(そもそもカズンじゃないんだけど 笑)、と。

デイケアに通っていた頃は、お友達に叩かれたとか、事はもっと単純だったけれど、今は、「私はこういう気持ちでこういうことをやったのに、相手がわかってくれなかったので私は傷ついた」などと、もっと心の面でのトラブルが増えて来ている。普段、元気で明るくて言いたい放題(笑)だから傷つかないように見えて、実は自分の気持ちをないがしろにされると非常にショックを受けてしまうという私の性格を歯がゆいほどそっくりそのまま受け継いでしまったルナ、その場その場で傷ついた心を癒してやるためには、心の面でのケアが必要で、そのためには言葉で伝えるしかないわけで、そして、ルナにとっても、一筋縄じゃいかない説明をするためにはそれ相応の言語能力が必要なわけで、こう言う時はもうバイリンガルなどと言ってる場合じゃないな、と思うのである。





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最終更新日  2014.10.17 10:00:39
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