先週ポットに蒔いておいた富士早生キャベツの種子が発芽した。このブログを始めた年の2006年の秋に購入したもので、以後、余った種子は冷蔵庫に保存し、毎年必要な量だけを少しずつ取り出して蒔いていたが、驚いたことに今でも発芽率がほとんど落ちていない。
野菜の種子というものは、保存状態さえ良ければ、世間で言われているよりも長持ちするらしい。ちなみに、私は余った種子は、袋を折り曲げて茶封筒に入れ、そのまま冷蔵庫に保存している。取り出すときは、種子に水分が付くと発芽率が落ちると思われるので、種子が結露しないうちに素早く行う。こんな簡単な方法でこんなに種子が長持ちするとは、とっても得をた気分だ(^^)。ちなみに買ったのはアタリヤの1袋200円のもの。
さて、キャベツは品種を選べばほぼ1年中栽培が可能な野菜であるが、家庭菜園で作るなら、秋に種子を蒔いて小苗の状態で定植し、そのまま冬を越して春に収穫する作型が最も病害虫の被害を受けにくくて作りやすい。ただし、真冬にヒヨドリの被害を受けやすいが、網を被せれば済むことだし、アブラムシやアオムシなどよりはよっぽど防御が簡単だ。この富士早生はその作型にピッタリの品種だ。まだ種子が残っているので、全部しっかり使い切りたい。