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テーマ:家庭菜園(57527)
カテゴリ:スイカ・メロン
私は2007年以来、毎年スイカを作ってきた。もともとは、2006年にタイに旅行に行き、屋台で食べたスイカがおいしかったので、成田空港の検疫を通して種子を持ち帰り、毎年自家採取を繰り返していたもの。2007年8月には最高の味のものが収穫できたのだが、やはりあのスイカはF1だったようで、毎年形質が劣化していき、2010年夏には他の品種と交雑したようで、昨年の2011年には果実の形が変わってしまった。というわけで、今年は市販種子を買って「正攻法」で行くことにした。
本来、品質の良いスイカを収穫するためには、正しく整枝したり、子ヅルの何節目に着果させるとか、1株当たりの着果数は何個がいいとか、追肥はいつがいいとか、いろいろと伝統的に培われた栽培技術というものがある。しかし、ここまで無数のツルが茂ってしまうと、もはやどの果実がどの株に成っているのかを判別するのがほぼ不可能(笑)。まあ、少なくとも、人様に堂々とお見せできるものが4個成っているということで良しとしよう。 余談だが、現在ではスイカは病気に強いカンピョウやカボチャなどに接ぎ木して栽培されるのが主流となっている。園芸店やホームセンターに売られるスイカの苗も、100パーセントが接ぎ木苗だ。私が中学生のころは近所の種苗店で自根苗が1ポット50円で売られていたが、少なくともここ10数年、スイカの自根苗が売られているのを見たことがない。味に関しては何と言っても自根栽培のものが最高だ。やはり「他の野菜」の根を借りて育ったものはどうしても味が落ちてしまうのは否めない。私のスイカはもちろん自根栽培なので8月下旬の収穫時期を楽しみにしている。なお、種子を蒔くときにツル割れ病防止のコンパニオンプランツとして下仁田ネギを一緒に植えてある。ネギがスイカのツル割れ病防止に効果があると言われ、すでに混植が常識になっている産地もあるという。というわけで自根栽培に挑戦される方は、ネギと一緒に植えることをお勧めしたい。 ちなみに、2枚目画像の右上端に見えるのは別品種の「種無しスイカ」である。これについては後日紹介したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.16 00:05:56
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