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園芸侍の「なんでも植物栽培記」

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2015.03.29
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カテゴリ:樹木・花木・果樹
 矮性桃のボンファイヤーが開花した。前回開花を紹介したのは昨年4月6日の日記でのこと。が、昨年はカイガラムシが幹にびっしり付いて壊滅的な被害を受けてしまい、衰弱してしまった。いちおう2月から3月にかけてマシン油乳剤を2回散布はしたが、すでにカイガラムシに侵された枝は大半が枯れてしまった。
モモ ボンファイヤー 20150329
 というわけで、今年は枝の大半が枯れ込んだために、非常にみすぼらしい姿になったのが残念。ただ、マシン油乳剤を散布してカイガラムシそのものはほとんど駆除できているはずなので、今年の生育に期待したい。
モモ ボンファイヤー 2代目 20150329
 それから、例の実生2代目だが、前回は3本発芽と紹介したが、実は落下して腐った果実から採取した種子があと1個発芽に成功していて、合計で4本の実生苗がある。いずれも濃く赤い葉を展開している。今後、それぞれの個体差がどのように現れるのかが興味深い。上手く結実までこぎつけたら、食味の良い個体を選抜してみたい。親のボンファイヤーは、2013年に収穫した実を3個食べた限りでは、果実が小さく糖度がやや物足りない。
 ところでこのボンファイヤー、国内で初めて売り出されたときは「ボナンザ紫葉」と、あたかもボナンザピーチの赤葉種であるかのような品種名で売られていた。が、ボナンザピーチと同時に育ててみた限りでは、別系統の品種のようだ。花も、ボナンザピーチは八重咲きだが、ボナンザ紫葉ことボンファイヤーは一重咲きである。ちなみに下の画像は3月21日にも登場したボナンザピーチである。
ボナンザ・ピーチ 20150321-2
 で、ずっと気になっていたのがボンファイヤーの由来。もしかして外国由来の品種かと思いきや、意外な事実が判明。英語で検索したところ、アメリカのサイトがヒットした。それによると、何と「筑波2号」という、日本で接木の台木用に育成された品種の自然交雑実生が由来だという。種子が採取されたのが1984年、播種されたのが翌年1985年、そして1988年にこの個体が選抜されたのだとか。実生が行われたのが日本なのかアメリカなのか定かではないが、ともかく意外だった。
 さらにそのボンファイヤーの親の「筑波2号」がどういう品種なのか調べたところ、「赤芽」×「寿星桃ピンク一重」の実生から選抜されたもので、食用モモの矮化台木として使用されるらしい。寿星桃とは、極矮性のハナモモで、ピンク一重のほかに赤、ピンク、白、咲き分けの八重咲き品種がある。そうかあ、ボンファイヤーにはハナモモの血が入っていたわけか。どおりで果実が小さくて甘くないわけだ(笑)。
 そして、現在育てているボンファイヤーの2代目は、今のところ4本とも矮性で葉が赤い。筑波2号から数えて3代目になるこの実生苗、それぞれ形質の違いがどのように現れるのか、ますます興味深くなってきた。あと、昨年の春に川中島白桃にボンファイヤーを交配し、収穫した種子を4個庭に埋めておいたはずだが、現在のところ発芽が確認できていない。大丈夫か?





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最終更新日  2015.03.31 21:25:36
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