私は2年前に、沖縄からパイナップルのゴールドバレルという品種の果実を取り寄せたことがある。これは沖縄で育成された品種で、私が今までの人生で食べたパイナップルでは最も甘い。他にも、沖縄からピーチパイン、ジュリオスター、ハニーブライト、黄金パイン、ティーダパイン(=黄金パイン?)を取り寄せたことがあるが、ゴールドバレルが断トツで甘い。
で、自称(笑)園芸研究家の私としては、この品種をぜひとも手元で結実させてみたいということで、「冠芽」を挿し木して鉢植えで育てていた。ところが、今年の夏あたりから少しずつ葉の色が赤みを帯びてきた。最初はあまり気にしていなかったのだが、秋が深まるにつれて赤みが増して、今ではこんな姿になってしまった。
まるでアナナスの園芸品種のように鮮やかな色合いである。これが栽培環境によるものなのか、突然変異なのかはわからないが、ともかく食用パイナップルとは思えない色鮮やかさ。パイナップルが栽培中に変異?した事例としては、
2016年12月3日に、斑入りパイナップルが全面斑入り葉になった例を紹介している。なお、その品種は現在も依然として全面斑入り葉のまま固定している。ともかく、葉っぱが赤く染まったこのゴールドバレル、来年は開花促進処理をして結実させてみて、冠芽も同じ色になるか確かめてみたい。