カテゴリ:90年代男性グループ
またしてもアメリカンの登場です。といっても歌ってる人はオスロ出身なんだけどね。若い時に渡米して、この手の音楽にのめり込んでいったようです。移住先が英国だったらどんな状態になったことやら。きっと、スー・ドラハイムのように非英国人にして英フォークの重要グループ/作品にしばしば登場なんてことになるんじゃ。 ちなみにスーさん、このバンドに在籍経験ありで、これとは別のバンドでもノルウェー人と共演してます。 80年代後半に活動を開始したこのバンド、革ジャン率は高いし全員ジーンズだし見た目はむさいんですが、やってる音楽はハードロックでなくてトラッド。とくにシンガーの彼は髪の毛もっさもさだし目つきは鋭いしブーツにジーンズインだしで、およそ民謡好きとは思えない。 でもでもでも! この曲目表を見てごらんよ。知ってる民謡が目白押しだよ。 5はペンタングルがやったし、8はフェアポートが、9は“ボーイズ・オブ・ベドラム”のタイトルでスティーライがやってる。ねっ、三本柱(この言い方ってどの程度まで通用するのかな)を聴いてるあなたなら、ほらっ。 アイルランド好きのあなたにも2と6がありますよ、ほらほらっ。 電気弦2本+ドラムの上にフィドルやマンドリンが乗っかっていて、ロックの人がトラッドを演奏するとこうなるんかなあって感じの音です。これでもうちょっと疾走感があってシンガーももっと声域が高めでスクリーム込みの歌い方だったら、スカイクラッドみたいなことになりかねないよ。 インストメドレーのラストもいいなあ。真ん中あたりでのラララなコーラス、かっこよすぎだってば。 なんにせよ、アメリカ出身ながら英国好みの私にも全作品集めたいと思わせる素敵な人たちです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/19 03:42:03 PM
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