カテゴリ:50&60年代男性ソロ
ペンタングル結成前に出したソロのうちの1枚。たぶん2作目。 ギターオンリーの曲が大半で、歌入りはたまに顔を覗かせる程度なのかと思いつつ聴いていましたら、そうでもなかったのです。 今更言うまでもなくギターの腕はウヒャヒャもんの人だし、最初の2曲は本人しか演奏してないからこのペースで行くのかなあ、とね。 しかし3、5、8、10、12は本人による歌入り、そのうちジャッキー・マクシー(ブックレットにパンダ目で写り込んでます)がバッキングを務めているのが5、10、12と、適度に歌も入ってますよ! ジョン・レンボーンに対してはさんざん「ギターだけに専念しろ」「歌唱力ない」等々、失礼発言を繰り返していた私ですが、すいません、言い過ぎてました。 なんか、全然違和感ないんですよ。この頃はギターだけでなく歌のほうにも力を入れていたのかなあ、と思ってしまうほどに、ペンタングルやジョン・レンボーン・グループ時代と比べたら歌唱力は上に聞こえますねぇ。 まあジャッキーとかバート・ヤンシュみたいな一級シンガーがいないから(ジャッキーは数曲で歌っているけど)、それのお陰でもあるのかな。 ギター(+歌)のパターンではない6は、オーボエとの即興演奏。このオーボエがまた、退廃的でいい感じです。吹いているジェニファー女史はどうやら偽名みたいなんだけど、中の人は有名人だったりするのかなあ? 5曲のトラッドは、ほとんどがブルースみたいです。 残る自作曲もフォーク色よりブルース色が強いように聴こえます。 この人はいろんなタイプの曲を書く人だし、ギターの表情も様々なんだけど、弾き語りをするときはブルース調でいくのがお似合いなのかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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