カテゴリ:70年代男性ソロ
2人のギタリストをゲストに迎えたジョン・レンボーンのスタジオ作品。 3をフランスから来たドミニク・トレプーと、8を以前からのセッション仲間ジョン・ジェームスとデュエットしている。 71年の前作「ファロー・アニー」がペンタングル時代の同僚やのちにバンドを組むことになるフィドル奏者などを招いていたのに対し、こちらはまさしくギタリスト=レンボーンといった趣。 ケルト音楽にも接近を試み、4ではアイルランドの吟遊詩人ターロゥ・オカロラン(1670-1738)の作品をチョイス。 4Aの物悲しさはいつ聴いても絶品だ。 7は16世紀の作曲家/リュート奏者/ジェームス1世妃アンの音楽教師、トーマス・ロビンソンの作品。 8はエリザベス朝時代の曲で、ここでもロビンソンとニコラス・ヴァレー(1600年代初期にオランダを活動の拠点としていた作曲家/リュート奏者)による旋律が組み込まれている。詳細は不明だが、モチーフとなっているウィロビー卿は実在していた様子。 これまではジャズやブルースの要素も取り入れていたが、ここで展開しているのは非常に典雅でクラシカルなもの。 使用楽器は生ギターのみ、純然たるギター作品と言うことができるだろう。 最近、ボーナスを加えた全16曲を紙ジャケ再発。 私が買ったのは「ザ・レディ・アンド・ザ・ユニコーン」との2イン1で収録曲数もたったの8曲しかないというのに(よってここに載せた曲目はあまり参考になりませんね)。 今更買い直す金なんてないってんだよ。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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