カテゴリ:80年代男性ソロ
グラスゴー出身のSSW、ジョン・マーティンの82年のスタジオ盤。 正直に言うと、あまり好きな作品じゃなかったりする。 購入したのは2003年11月、ジョン・マーティンって名前だけしか知らないけど、奥さんとのデュオ作(#339でレビュー済)は悪くなかったし買ってみるかな、と。 そして聴いたのだが、英フォークを期待してたけどそうじゃなかった。このきらめいたサウンド処理は…あれだ、産業ロックだ。AORだ。ちょっと踏み外したニューウェーブだ。 メル・コリンズほかゲスト多数だけれども、まあ鍵盤が目立つこと目立つこと。 ギターや太鼓の使い方もまったくもってフォーキーではなく、完全にロック畑のそれ。 歌唱もマイケル・マクドナルドとかの白人ソウルフル系とリック・オケイセクの蓄膿ボイスを混ぜ合わせたようで、これまたフォーク色は壊滅。 でもプロデューサーはサンディ・ロバートン…。 そもそも「隠されし至宝」って邦題からして充分に怪しいんだよなあ。 この人の作風って元々こうなの? それとも本作は特例? ともかく、何かアクシデントでもない限り今後新たにジョン・マーティン作品を買うことはないと思う。スティーリー・ダンみたいなおされ音楽も喜んで聴いていたあの頃なら楽しく聴けただろうけど、今はちと辛い。 あ、帯に「ブリティッシュ・ロック界最後の巨人~」って書いてありますね。 やはりフォークじゃないのかね。 ちなみに本国では20位まで上昇、彼の最大のヒット作だそうです。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/03 05:51:27 PM
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