カテゴリ:80年代男性ソロ
どうしてフェアポート・コンヴェンションからマーティン・シンプソンに流れ着いたんだろう? 取り上げているトラッドがかぶりまくりなのかなあ?と疑問だったけど、どうやら同じ日同じ店で買ったというのが選抜理由らしい。 つながりを見つけるのがめんどくさくなってくると、こういうくだらない理由をぶち上げちゃうんだよなあ。ちなみに次(#408)も同じ流れです。 1953年にサウスハンプシャーで生まれた人で、若い頃はホット・ヴァルチャーズにてイアン・アンダーソン(ジェスロ・タルの人じゃないよ)と共演。その他ジューン・テイバーとデュオ作を出したり、アルビオン・バンドに参加したりもしています。 本作は「グリニング・イン・ユア・フェイス」(83)、「サッド・オア・ハイ・キッキング」(85)、「トゥルー・デア・オア・プロミス」(87:ジェシカ・シンプソンとの共演盤)から選曲されたコンピ。 トラッドを中心に17曲が収録されています。 この人はアメリカンフォークから強い影響を受けてそうだなあ。 バンジョーやドブロがそう思わせている部分も大きそうだけど、声質や歌い方の癖なんかもアメリカくさい。なんていうか、歌声から英国フォーク風の朴訥さが感じられないんですよ。田舎っぺなとこは一緒だけど、彼の場合はもうちょい乾燥しているというか、湿っぽさがないというか。ヘタレ感が足りないとも言えるかな。 歌い手としての側面を少々洗ってみたけど、本来の姿はバンジョー奏者兼ギタリストだと思うね。実際、インストのみのパートも少なからずあることだし。 ガットギターに挑戦するも3時間で挫折した私が言うのもなんだけど、かなりの腕達者だと思います。ジャズだろうがブルースだろうがカントリーだろうがクラシックだろうが歌声喫茶だろうが、何でもござれなんじゃないのか彼。 派手な弾き方してるんじゃないけどね、表現力と間合いが非常によろしいのですよ。歌心のあるギターだなあと思わずにはいられませんな。 たくさんの仲間たちがサポートしてるけど、基本的には本人の歌と弦が主役。 ここ以外の参加作品でレビュー済みのを挙げてみたのでよかったらチェックしてみてね(アルバム名は略すよ面倒だから)。 マーティン・シンプソン→ジューン・テイバーとのデュオ、アンドリュー・クロンショウ アンドリュー・クロンショウ→ラルフ・マクテル、シリー・シスターズ、自分の作品 イアン・ブレイク→アンドリュー・クロンショウ ジョナサン・デイヴィ→アンドリュー・クロンショウ デイヴ・クルーロウ→アンドリュー・クロンショウ ローリー・ハーパー→アンドリュー・クロンショウ なんだよこれ。一言「アンドリュー・クロンショウのアルバムに参加してる人がたくさん」でよかったんじゃん。 お。17は“プリティ・ポリー”と“ノッタムン・タウン”を混ぜ合わせたような曲調だね。ディランって色々言われてるけど、この曲も○×りってことなんでしょうか? ●3:ランブリン・ジャック・エリオット「ケルアックズ・ラスト・ドリーム」(97) ●9B:ショーン・キーン「オール・ハート・ノー・ローゼズ」(94) ●13:プランクシティ「コールド・ブロウ・アンド・レイニー・ナイト」(74) ●14:メロディはペンタングルがやった“ウェディング・ドレス”と一緒。歌詞もたぶん同じ。収録先は「リフレクション」(71) ●16:イアン・キャンベル・フォーク・グループ「ディス・イズ~」(63) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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