カテゴリ:2000年代女性ソロ
ケイト・ラスビーの3作目。 今回もまた滋味に豪華なゲスト陣でして、プロデューサーも兼任しているジョン・マッカスカーのほかダニー・トンプソン、マーティン・オコナー、それから#254で2作目をレビューした時に引き合いに出したエディ・リーダーもバッキングボーカルとして参加してます。 唯一の他人作品3はリチャード・トンプソンと、ケイトについてはよく知らないけど好きな奏者が参加してるから、って理由で手に取る人もいるかもしれませんね。 かくいう私は10が購入の決め手となったんだけどね。マーティン・カーシーが朗々と歌っていた期待を裏切る恋の歌が聴きたくて。まぁこれに関してはオチがついてたのだけど(後述)。 ケイトは早口言葉は苦手そうな舌足らずな声で歌う人で、声質は結構かわいいです。 アップテンポにアクティブに歌うタイプじゃなく、けなげに一生懸命歌っている感じ。書く曲もまったり系が多いしね。 そう、民謡もいくつか取り上げているとはいえ、彼女は有能なソングライターでもあるのです。歌詞はトラッドでも曲は自作だったりとか。 前出の“マット・ハイランド”もそういうことでして、メロディは自分で用意してます。 作曲家としてのケイトはフォークというよりはコンテンポラリーフォークとしたほうがいいかな。飾り気ない素朴さはあるけど土っぽさはあまり感じません。 伴奏も甘めでほのぼのしています。柔らかな日差しの中ハンモックに揺られているような、ね(そんなシチュエーション経験したことないけどさ)。 ★ケイト・ラスビー参加作 プージーズ「インフィニット・ブルー」(98)→2人のハープ奏者を擁する4人組。メインボーカル、ギター、フィドル担当。 リンダ・トンプソン「ファッショナブリー・レイト」(2002)→リチャード・トンプソンの(元)奥さん。アコギとバッキングボーカル担当。 ●7:エッチンガム・スティーム・バンド「ザ・エッチンガム・スティーム・バンド」(95)→タイトルがちょっと違うけど、たぶん同じ曲だろうってことで。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/03 05:33:05 PM
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