カテゴリ:50&60年代無伴奏中心
驚きです。 なんと日本盤です。 ジーニー・ロバートソンが1959年に録音した音源が日本デビューを果たしました! 「the great Scots traditional ballad singer」との副題のとおり、彼女はスコットランドを代表する民謡歌手の1人。 時代が古いためなのか録音した曲数がそれほど多くないのか、はたまたCD化自体されていないのかこれまで単独作品を見たことはなかったんです。 あったとしても古い歌手を集めたコンピ盤とかでね。 だから本作を発見した時は天にも昇る心地だったなあ。 彼女は1908年生まれ。 ということはこの録音は五十路の時のもの。 こういう無伴奏シンギングって年を取れば取るほど味わいが出てくるように思えるんだけど、トラヴェラーの家に生まれたジーニーが若かった頃はどんな歌い手だったんだろう。 全編無伴奏、まさに“歌”のみの直球勝負。 全8曲30分にも満たないけれど、短い時間の中にバラッド・シンガーのなんたるかがぎっしり詰まっています。 伴奏もなければ余計なミキシングもしていないからむき出しというか裸というか、まさにシンプルの極みです。 だけどこの迫力はなんだろうか? さりげないふりして聴いてるうちにだんだんと興奮してくるのね。 ああこの人はすごい歌手だ、こういう人こそ本物の歌手を名乗れるんだ…って。 胸と言わず心と言わず、全身にずしんと響く…もうひたすらすごいです。 1908年生まれだと存命でもおかしくはないけれど、さすがに来年100歳のバースデーを迎えることはできず… 75年に亡くなっています。 こういう古い音源が発掘されると、子供や孫達は「おばあちゃんが若い頃の歌だっ!」って気分になるんだろうね。 バートサンの祖母もジーニーと同じ年代の生まれだけど、見たことないセピア色の写真とか見つけるとわくわくするもんね。 <今日の私> 今日も半袖でしたが・・・ 外に出ると鳥肌! 自転車だからなおさら。 上着出そうっと。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[50&60年代無伴奏中心] カテゴリの最新記事
|
|