カテゴリ:50&60年代男性グループ
これも本来の予定にはなかったけどトラッドやっていたがために運悪く戯言レビュー入りを果たしてしまったアルバム。 ジョン・ダマー・ブルース・バンドの「カバル」です。 “プラス”ってくっついているとおり本編は12まで、それ以外はシングル。 13と14はジョン・ダマー・ブルース・バンド名義、15と16はジョン・ダマー・バンド名義、17と18はジョン・ダマー・バンド&ニック・ピケット名義、19と20はジョン・ダマー・ウーブリー・ドゥーブリー・バンド名義。 問題のトラッドは13と19、つまるところ本編だけ収録のアルバムだったならレビューはしていなかったわけで… なにはともあれデイヴ・ケリーのボトルネックです。 もう初っ端から飛ばしまくり! ボトルネックと来ればデュアン・オールマンが有名だけど、彼みたいな高音で煌びやかな音色ではなくもっともっと泥臭い。 濁り気味、だけど不協和音ではなく。 もう1人のギタリスト、T・S・マクフィー(この後グラウンドホッグス結成)がこれまた綺麗とは言えないギターを弾く人で、ジョン・オレアリーのハーモニカとあわせて非常にこう、“爽やか”って言葉がまったく似合わない3名様なのです。 メンバーが車座になっている(1人足りない。誰?)後ろに安っぽい悪魔達が描かれたジャケからして清潔感ないしなあ。 んでサウンドはですね、ドロドロのけだるいホワイト・ブルースかと思いきや意外なほど軽快! 確かにギターと歌はダルなんだけど、リズムはどっちかというと縦ノリが多めなのね。 ケリー(金髪)とマクフィー(おでこが残念)の歌いっぷりは相当に黒いのだけど、器楽に加圧感がそれほどないためか「ああそうですねこれは間違いなく黒人音楽ラブ一直線ですね」とは思わないのです。 ブルースに興味はあるけど本格的なのはまだちょっと、でもブルース大好きっ子連中によるブルース・ロックなら聴けるかも、といった向きには最適なんじゃないかな。 バランス的にはブルース4、ロック6くらいだしね。 ところどころにピアノが入ってるんだけどクレジットはなし。 弾いてるの誰だよっ! こういう効果抜群の楽器こそちゃんと表記してもらいたいものなのにー。 あとラッパも。誰ですか吹いてるのは誰ですか。 そればかりか15と17ではフィドルまで登場する始末…ま、これはシングル曲だからノークレジットでも仕方ないけど。 …私、ニック・ピケットが作った曲好きかも!? ジェイド・ウォリアーとかサード・イヤー・バンドっぽい雰囲気を醸し出してるの。 3と12で歌っているジョアン・ケリーはデイヴ・ケリーの姉。 姐御って言葉が真っ先に思い浮かぶ喉の太いブルージーな歌声で、姉弟揃ってソウルフルな歌声なのはやっぱり血筋かなあと思ったりします。 だが10なんかはさすがというべき出来栄え。 ジョン・リー・フッカーのことなどろくすっぽ知らない私ですが、ここまで見事に調理されると元ネタも聴いてみたくなっちゃうよ。 最後になりましたが肝心のトラッド。 13は期待通りのブルースでしたが19はどっちかってーとカントリーでしたとさ。 <今日の私> 明日は新作レビューのっける時間がなさそうだから今日2本載せました。 冷蔵庫にあるシャロン(隣町にある評判のケーキ屋さん)のショートケーキ、 明日の朝まで残ってるかな・・・「残ってない」に2票入れときます。。。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/10/18 09:23:22 PM
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