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2007/10/21
カテゴリ：2000年代男性ソロ
おそらくは英国トラッド界で最も有名な蛇腹奏者さん。 ジョン・カークパトリックは確かな演奏技術とまろやかな歌声で私らの心を捉えてきました。 70年代後半にスティーライ・スパンに加入して新しい風を吹かせたことや、ここにもゲスト参加しているリチャード・トンプソン等と一緒に「モリス・オン」を作ったことはよく知られていますね。 本作では４種類の蛇腹を使い分けています。 ２なんて本人のボタンアコ、アングロ・コンサーティーナ２種＆ゲストのアリステア・アンダーソンによるイングリッシュ・コンサーティーナでまさに蛇腹祭り！ カークパトリックは私にとって、フィル・カニンガムと並び蛇腹の楽しさを教えてくれた人でして。 そして蛇腹と同等かそれ以上に大好きなのが彼の歌声。 自由で伸びやかで朗々としていて…中音域なんて素晴らしすぎるよ。 年齢（1947年生まれ）を考えればこの喉は絶賛されて然るべきだよね。 ９なんて無伴奏独唱だよ！ もー聴き惚れちゃうわ… 曲調は穏やかで陽気なものが多いですが、ちょっぴりおセンチ気分になる旋律も。 アングロ・コンサーティーナのみで進行する５はちょいとバッハのパイプオルガン曲みたいな荘厳さです。 持ち運びＯＫの楽器１台だけでここまで厚くできるってすごいわ。 旧友達も大勢参加していて、デイヴ・スウォブリックとの８やマーティン・カーシーとの10（映画「王様と私」の中で使われた曲らしい）。 12ではリチャトンとのスリリングなインスト・バトルを展開してます。前半部の作者は16世紀初期のドイツの作曲家みたいね。 カークパトリックとレイ・フィッシャーがリードで歌い、本人とカーシーが低音コーラスをつける13は神レベルかも。 静かだけど迫力あってこの曲はかなり好きだな。 ラストはベトナムのラップ・スティールが「もわぁぁぁ～～ん」と不思議な音色で楽しいです。 この曲に参加してる人が在籍してるバンドも年末くらいにレビュー予定ね♪ 公式サイト  ＜今日の私＞ 金曜日の夜にウシバーに行ってきました。 マスターと音楽話で盛り上がり、アネット・ピーコックとケイト・ブッシュのピクチャー盤をレンタル。  マスターありがとう！そしてまだ聴いてません。 蛇足ながらこれから飲みに行く時はなるべく飲んだことないものに挑戦することに。 この日はマリブパインとチャイナブルーを飲んでみたよ。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007/10/21 07:07:01 PM
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