テーマ:社交ダンス(8313)
カテゴリ:映画のはなし
私には捜している絵があります。もう,随分前のことですが、神戸で偶然見つけたその絵は、何かを訴えかけているかの様で、すぐに購入しました。
いったい、作者は誰なのか、モデルは誰なのか、その後、図書館に何度も足を運んで調べましたが分かりません。美術館巡りをするたびに、オリジナル作品と偶然出会えるのではないかと期待しましたが、叶うことはありませんでした。この少年の絵です。 ところが,思いがけない所から、ヒントはやってきました。今日,ご紹介する映画、「いまを生きる」の一場面に、この少年の絵が登場するのです。 アメリカの名門全寮制高校の新学期、校長先生の挨拶から始まります。 「レディース&ジェントルマン、ボーイズ」 ここは,男子校です。伝統と規律を重んじるエリート進学校、親の期待に応えていい大学に進むべく、生徒たちは厳格なカリキュラムに沿った教育を受けています。 そこに同校OBの教師キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してきます。彼の型破りな授業を通して、生徒たちは、独自の視点からものを見ること、自己表現をしていくこと、そして、自己実現の道を捜していくことを学んでいきます。 少年たちが生き生きと「いまを生きる」ことを学んでいくのは、わくわくします。想いを寄せる女の子に,思い切って告白する少年、自作ラジオをこっそり作って、踊り狂う少年、演劇に情熱を傾ける少年。キーティング先生の国語を、嫌々勉強している生徒はいません。彼が、いろんな俳優の物まねでシェークスピアを演じてみせ、生徒たちは目を輝かせて話を聞いています。 金八先生とはちょっとちがいますが、確実に生徒たちに影響を与えた先生の話。数ある学園ものの映画の中で、私の大好きな作品の一つです。 生徒の一人に、 「恋人までの距離」でご紹介したイーサン・ホークが出ています。かわいらしい,内気な少年が、どんな風に変わっていくかも見逃せません。 映画の最後の方に登場する、「少年の絵」、何かご存知の方、情報をお待ちしています。 ロビン・ウィリアムズ/いまを生きる いまを生きる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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