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若きベートーヴェンチクルスvol.2
2024年3月2日 竹風堂大門ホール 14時開演 ![]() 若きベートーヴェンチクルスvol.2 2024年3月2日 ピアノ:神林杏子、チェロ:小島遼子 ヘンデルの主題による12の変奏曲 WoO.45 ソナタ第2番イ長調 Op2-2 魔笛の主題による7つの変奏曲 WoO.46 ソナタ第3番ハ長調 Op2-3 プロデュース&レクチャー:加藤 晃 チケット:前売3500円/当日4000円 全7回 ピアノチクルス長野 HPhttps://pianozyklus-nagano.amebaownd.com/ プレイガイド:長野市芸術館チケットセンター、 ヒオキ楽器本店シャコンヌ 美鈴楽器ライフ店 お問い合わせ&チケットご予約:ピアノチクルス長野 メールpianozyklusnagano@y-mobile.ne.jp TEL: 070-6477-2702 全7回の予定はこちら! 若きべートーヴェンチクルスへのお誘い。 2024年のチクルスでは13歳から30歳までの若きベートーヴェンの作品を聴いていただきます。初期作品の到達点であるピアノソナタ「悲愴」までです。 今回はチェロのための作品や歌曲も加え、多角的にベートーヴェンの初期作品の魅力を味わいながら、悲愴ソナタへのプロセスを辿ってみたいと思います。ベートーヴェン(1770-1827)の青年期はフランス革命(1789-1795)と完全に重なっています。彼の音楽は最後まで常に「自由・平等・博愛」の革命の精神そのものものでした。
ナポレオン(1769-1821)が破竹の勢いでヨーロッパを制圧しつつあった時期(イタリア戦役の頃)、ベートーヴェンは聴力の喪失をはっきりと予感していました。この時点で彼の難聴は既に高度難聴のレベルにありました。そんな中で書かれたのが悲愴(1798-99)ソナタです。悲愴ソナタへの道程は至高の音楽表現との闘争であり、自分の運命との凄まじい闘争でもありました。ベートーヴェンは悲愴ソナタで真に自分らしい音楽表現を確立しました。それは今まで誰も聞いたことがない全く新しい音楽でした。 「...人には羊飼いの歌うのが聞こえても、私には何も聞こえまかったとき、それは私にとってなんという屈辱であったろう。このような出来事は私をほとんど絶望の淵に陥れた。絶望がもう少しでも大きければ、私は自分の生命を絶っていただろう。ただ私の芸術だけが私を引き止めた。ああ、私は自分の中にあると感じているものすべてを生み出すまでは、この世を去ることはできないと思った」[1802年10月6日、ハイリゲンシュタット / ベートーヴェン] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/02/22 03:24:00 PM
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