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去年からどうしても見たい、見なければ気が済まないという展覧会があった。「1970年 大阪万博の軌跡」だ。
ホステスと呼ばれたコンパニオンの衣装 1970年に、私は大阪万博に行っている。小さかったので展示内容はまったく覚えていないが、行ったことは覚えている。しかし、不幸なことに、我が家のカメラ、8ミリ一式が入ったカバンを置き引きに遭い、写真が全く残ってないのだ。写真があれば何度も見返して思い出も刷り込まれるはずだが、それができなかった。だから、大阪万博はよく見てみたいと思い、混雑のない平日を選んで昨日(1/29)行ってきた。 太陽の塔と万博広場の模型 前にもデパートの催事場で同様のイベントがあったが、「国立の」「博物館で」やる展示会はスケールが違う。まず天井高。広々とした空間に大きな展示物も余裕で置かれている。展示物には実物もあるし、レプリカもあるし、模型もある。写真に、映像、音響で、大阪万博の概要は分かった。当時から見た未来=2009年に、これらのもので万博をなぞることができるんだからありがたいものだ。 原爆投下を描いた巨大タペストリー 前回、行ったときは日曜の夕方ということもあったが、特別展が菌類という地味なテーマにもかかわらず、全館に黒山の人だかりができていた。それに比べて、平日昼間の万博展が空いていることと言ったら……。確かに、万博なんて当時生まれてなかった人はまったく興味ないんだろうなあ。万博に行けてなかったとしても、私はこの展示会だけで十分だ。むしろ、行列がなく、ゆっくり鑑賞できる展示会のほうがありがたい。 それにしても、戦後25年でこんな事業をやり遂げた日本という国は素晴らしい。展示してある機械やユニホームも古くさい感じはなく、今とそう変わりない印象だ。焼け野原から25年でこんなに進化を遂げた国などほかにないだろう。また、当時から丹青社、乃村工藝社などのイベント制作会社がパビリオンや展示会を仕切っていたことも驚きだ。 出口付近では、太陽の塔とからめて映画「20世紀少年 ~第2章~」の撮影で使った小物等々の展示もやっていた。博物館を後にした夜に大阪万博、そして科学博物館での20世紀少年関連イベントのことをテレビ番組で紹介していたので、万博展を知らなかった人まで行く気になるかもしれない。公開前夜(1/30)に20世紀少年特番が放映されたり、映画が始まると(1/31)、にわか万博ファンがどっと押し寄せるかもしれない。さらにこの後仕事で、この展示会関係「国立科学博物館」を確認する局面もあった。1月29日の昼間というのはギリギリのタイミングだった。 1970年 大阪万博の軌跡(国立科学博物館) http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2008/expo70/index.html ■日刊ちょいスポ(No.642)■ 「静かに八戸国体」 話題になることはないが、28日からみちのく八戸国体開催中。スケートとアイスホッケーが行われる。そもそも冬季国体が開催できる県は限られる。参加するとなると…沖縄には確実に雪山はないだろうし。私の元上司はスキー・アルペン競技の国体選手。やっぱり他県で練習するしかないのだ。冬季国体は誰にとっても負担の大きい大会だ。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1692号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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