なんて事はない、唯、生きるのが人より不器用だっただけだ
うぇーい、なんかここ二日ほどだけ更新回数が多いぞ俺ー。使ってないカテゴリを掘り起こしてみたのだよ。あいすの奴が最近小説を書きさくってたようではないですか、畜生、俺も何か書かねばッ!いや、別に義務でもなんでも無いんですけどね?流石に小説モドキをいい加減更新しなきゃなー、と言うのもありましてですよ?さて、ではこの一回しか使ってないはっきり言っちゃうと要らないカテゴリ、本題に入りましょうか。つーか、なんか断片的に浮かんだ物を保存する為だけというなんかもうそんなのメモ帳にしろよって感じの事なんですけどいやちょっとやめてごめんなさい解ってます反省してますからぶたないでぶt(ryはい、んじゃちゃっちゃと書いときますか。うまくいけばショートショートショートが出来そうな予感。―――それでも、私はヒトを愛する事は出来ない。春、雪融けの季節。春、命芽生える季節。春、出会いの季節。春、心穏やかな季節。春、希望溢れる季節。そして、春。それは、総てを愛せる季節。…噂話をしようか。遠い遠い昔、一人の女性がいたそうだ。彼女はとても美しく、人から愛され、―そして、裏切られていたそうだ―私には名前なんて無い。無くても別に困らないから。私には家族なんて無い。無くても別に寂しくないから。私には我家なんて無い。無くても別に問題ないから。私には友達なんて無い。無くても別に悲しくないから。私には何も無い。それでも別にかまわないから。昔から、私の周りには人が集まってきた。役人、金持ち、商人、色々だった。みんなが最初は優しく声をかける。みんながやがて私を辱める。そんな世界、要らないと思ったから。私は、自分の総てを棄てた。名乗る名も共に暮らす家族も帰る家も話す友達も何もかも棄てたけど、私はそれで幸せだった。「私」を特定するものが無ければ私は誰にも束縛されない。私はそれだけあれば十分だった。私はそれで満足していると言い聞かせていた。ある日、私の前に奇妙な男が現れた。聞きもしないのに自分の名を名乗り、頼んでも無いのに強引に自分の家を紹介した。私は、こんな不思議な人を見たのは初めてだった。男は物凄く粘り強く、私がいくら無視しようが笑って傍に居た。正直、追い払う事も出来たのだが。私は、久しぶりに優しい人と過ごしている気がした。ある日、私は久しぶりに人に会おうという気になった。今まで一度も考える事の無かった考え。きっとあの男があんまりにも変わっているので、私まであの男の奇妙な考えを持ったのだろう。―最後に、人に会おうと思ったのはいつだったか―家も家族も友達も棄てた私だったが、髪だけはどうしても棄てずにいた。何年も何年も切らないでいたその髪は、程よく私の顔を隠す役目を果たしているからだ。名前すら棄てた私だが、流石に顔までは棄てていない。昔の私を知っている人に遭ってもいいように、私はずっと顔を隠して生きてきた。今の自分がどんな顔なのかも、正直な話知らない。多分、酷い顔だろう。今までどれだけの年月をこんな暮らし振りで過ごしたかも覚えていない。誕生日も、自分の年齢も憶えてはいない。それでも、確実に顔にはしわが刻まれている事だけは、手で触れば解る。私は、それほど酷い暮らしをしていたんだな、とふと思った。本当に、奇妙だ。今までこんな事を考える事なんて無かったのに…道を歩いていると、あの男に見つかった。なんだか気まずい気がして、逃げるように走った。長い長い髪が風にはためく。ボロボロに擦り切れた衣服が裂けそうになるほどの勢いで駆けた。しばらく走って後ろを見ると、あの男が追いかけてきていた。何か私に用でもあるのだろうか。すこし待っていようかと思ったが、刹那、私の頭を忌わしい記憶が支配した。やさしいかおをしたおとこのひと。やさしいこえをしたおとこのひと。やさしいことばをいうおとこのひと。みんなみんな、やさしくて、とてもひどかった。はじめはやさしくこえをかけてくる。つぎにやさしくほほえんでくる。そのうちわたしのてをつかんで――――――みんな、わたしをはずかしめた。記憶を振り払うように、狂ったように髪をなびかせて、私は走った、走った、走った。男の人なんて、きっとみんな同じだと。どんなに優しく見えても、きっと最後に裏切ると。私の記憶が、言っている。私の身体が、知っている。私の総てが、拒絶する。そして、私はいつものように、一人になった。今思えば、あの男は変わっていたから、今までの男とは違っていたかもしれない。でも、やっぱり今までの男と同じだったかもしれない。今となっては、どちらが正しかったのかは解らない。あの男は、もしかしたら私を変えてくれたのかもしれない。あの男なら、私は好きになれたかもしれない。あの男は、只単に私の事を愛してくれたかもしれない。―――それでも、私はあの男を拒絶したから。私には、人を愛する事は出来ない。空は澄み渡って快晴。空気は澄み切って冷たい。でも、日差しは暖かく、春の足音は、もうすぐそこまで聞こえていた。春、それは、別れの季節――――――そして、新たなる始まりの季節。はふー、なんだこりゃ。たまにしか使わないシナプスをフル動員するから情報がこんがらがっちゃうんだよなー。とりあえず書いてるとショートショートショートになっちゃったっぽいな本当に。ただし、コレが小説か詩かは知りません。適当なタイトルも思いつきません。妥当なのが思いついた人がいたら書き込んでみてください。もしかしたら使います。んじゃ。