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越後の寅次郎

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2013年04月02日
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   画像は近くのスーパーで買った「タケノコ」。タケノコのシーズンはまだまだ早いが、今年買うのはこれで2回目。時期まで待って買えば安く買えるのにと、しかし3年ほど前からシーズンを待たずに何度か買っている。

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     数年前にタケノコ取りに行ったときの収穫。わずか1時間で。
     でも、誰もほしがりませんでした。

   現在は年中いろいろな野菜がシーズンを問わずに売られているが、以前はハウス栽培など、シーズンに先駆けて売られる野菜はいずれも高かった。タケノコもそんなものかと思っていたら、そうではないことを教えてもらった。

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   3月になるとスーパーの店頭でタケノコを見かけるようになる。もちろん暖かい九州産が多い。そのタケノコ、実は土の中からまだ頭を出さないものを掘り起こすという。だから小さいと。

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   何で土から出てくるまで待たないのかと。それは土の中から掘り起こすタケノコは柔らかくて香ばしいと。だからわざわざ掘り起こしても高く売れると。東京や京都の料亭では人気の商品だと。

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   しからばと、三年ほど前に買ってみると、歯の悪い母でも、美味しそうに食べていた。そんなわけで我が家ではシーズン前に3回ほど「早取りのタケノコ」を買う。上の画像のタケノコ、372円。それがタケノコご飯と味噌汁に。二人住まいなので小さくても二日ほど楽しめる。決して高くはないと思うのだが。

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   新潟では5月になると本格的なタケノコのシーズンを迎える。私の住んでいる町には、いたるところ竹やぶだらけ。大勢の人が必死にタケノコ取りをやる。それはタケノコがほしいのではなく、家の周りに竹を増やさないために。

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   シーズンになると毎日のように、あちらこちらからタケノコをもらう。もらうのはありがたいことだが、とても食べきれない。もらったタケノコをあちらこちらに配るが、同じ町の人は同じ思い。だれかほしい人いないか、と聞いても、誰ももういらないと。

   ちなみに一番取りのタケノコは土の中から、二番取りのタケノコは通常のもの、三番取りのタケノコがあるという。それは一気にタケノコが土から出てくるので取りきれず、大きくなったもの、加工用に回され「水煮」などに加工されるという。

   今晩はタケノコご飯だろうか。





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最終更新日  2013年04月02日 17時12分47秒
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