ザ・フォール/落下の王国 を観ました。
構想26年、撮影4年。 ターセム監督の最新作。
ターセム『ザ・セル』×デビッド・フィンチャー『ファイト・クラブ』
×スパイク・ジョーンズ『アダプテーション』が創りあげた
誰も観たことのない圧倒的な映像美 と紹介されていた
期待を裏切らない作品でした。
石岡瑛子さんの衣装の素晴らしいこと!
舞台は1915年のアメリカ。
映画の撮影で大けがをして希望を失っていた
スタントマンの青年と、入院中の5歳の少女が、
青年の作った物語で心を通わせていく姿を描いた作品。
病院の質素で静謐な穏やかさと
語られる物語の色鮮やかさの対比もすごい。
出演はリー・ペイス、カティンカ・アンタルー
ラストのモノクロの無声映画が映し出された時、
この映画の意味がわかりました。