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カテゴリ:映画
借りてきた森のリトルギャング というドリームワークスのアニメ映画を見た。
映像特典にはヒューレッドパッカードとAMDのサーバーやPC,CPUの優れた技術で、 動物の動きや毛の1本1本に至るまで解剖学的にもリアルに作られた様子の映像があった。 ハッピーフィートでも本当にやわらかそうな産毛をまとったペンギンが出てきていたが、 ハリウッドの映画はその予算からして桁違いの費用をかけて、ほんとうにきれいでリアルなCG を作っているなと思った。 森のリトルギャングの話の内容もまあまあ面白く、動物と人間の戦いが面白かった。主人公 RJの声を担当するのはブルースウィリス。この声本当に、ブルースの声かと思うくらい、 うまかった。声だけやらせてもうまいなあと思う。年齢はもうおじさんだけど、RJ みたいな若いアニメキャラクターの声もできるんだなあと。 NHK でやっていた来年の夏公開予定のジブリ新作崖の上のポニョを作っていく現場に密着したスペシャルも見たけど、ハリウッドの作り方とは正反対の、宮崎駿監督がああでもないこうでもないと紙をやぶって作っていく姿とは対照的だなと感じた。 好きなことの延長線にアニメ製作があるけど、映画を作り始めると不機嫌になって、より面白く独創的な世界を構築していく作業はつらいものだなと思った。 作品のアイデアを作るために瀬戸内海に一人で行く 宮崎駿監督。 その気持ちに迫ろうとするハンディカムを持ったプロデューサー。 自分の世界に入ってたのを壊されて、プロデューサーに切れていた宮崎駿監督。 あの独特で多くの人を魅了する世界はこうやって作られていくのかと思いました。 息子の初監督作品ゲド戦記を見た監督が気持ちで映画を作っちゃいけないんだと、試写の途中で抜け出しタバコの煙を深く吐き出す姿は興味深かった。 ゲド戦記には過去のジブリ作品に似た描写が多用され、経験のほぼない息子が監督をやるのが許せなかった監督。 たぶんゲドが命は大切です、みたいな言葉を主人公に語るのだろうけど、それは言葉で表すのじゃなくて、気持ちで伝える、見るものに見る人の心で感じてもらいたいんだ と監督は言っていたんでしょう。 (茂木健一郎との対談で命は大切です、だったらそう書けばそれですんじゃうじゃないと言っていた) ちなみに年齢的にも(今、監督66歳)このポニョがラストの映画作品でしょうと言っていた。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.02 00:01:04
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