安全よりも発展???
新幹線営業キロ、日本47年掛けて2,500Km、中国はたった6年間で9,000Km・・・ 中国高速鉄道の追突脱線事故には驚きました。 中国の高速鉄道は、日本・ドイツをはじめフランスやカナダの技術を導入し、4年前に営業運転が開始されました。中国国内で生産された新幹線が急速なピッチで広大な地の主要都市を結んでいます。日本は47年掛けて2,500Kmの営業キロですが、なんと中国はたったの6年間で9,000Km。16,000Kmの遠大な延伸計画が急ピッチで進められているのです。急激な経済成長に伴う輸送力の確保が急がれたのであろうか、世界への国家威信を重んずるためか・・・営業しながらの実績で世界への技術をアピールする目論見だったのであろうか?。 世界から見る目は、安全よりも発展を・・・人災事故との見方が大方に。日本ではそのように出来ないであろう。事故発生1日半にして運転が再開されたのである。はっきりした原因の究明がされないうちに。 かたや日本では、地元の了解を得て運転再開にこぎつけた原発に対し、ストレステストなる首相の突然の発言で暗礁に。安定電力供給に対する方策も無く・・・節電に苦労する国民が存在する。 世界一が目標なのか、首相の座が目標なのか、目指すものがずれてるように・・・ 写真は上海市虹橋の交通ターミナル鉄道駅です。超近代的建物で吹き抜け部分を撮ったものです。上海駅、上海南駅を上回る大きな鉄道駅です。 新幹線の時刻表に福州や温州南行きがありますが、今回の追突脱線事故は杭州と福州の間の温州で起きたようです。