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ニート・ひきこもりはこうして立ち直った。

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2009年10月02日
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カテゴリ:立ち直った経緯
名前 A子さん
年齢 22歳
地域 とある地方
原因 コンプレックス
期間 1年
症状 夜中に叫ぶ等

今回はひきこもった理由がいつもと少し違っていました。それはコンプレックスからきた、ひきこもりだったのです。

A子さんがそれに気付いたのは思春期の頃、とある男子に告白した時から始まりました。

「おまえのその顔、怪物みてぇ」

時に子供は残酷です。そして心も一番育みやすい年頃。A子さんにとっては人生においてこれほどの気付いた事はなかったといいます。

それからA子さんは、元々明るい性格でクラスにとても馴染んでいたのに、その恐怖心、トラウマからか、周りからも口には出さないだけでそう思われているのではないかとびくびくしだし、それが次第に対人恐怖症へと移っていったのです。

不幸中の幸いというべきか、性格は積極的になれず大人しくはなったものの、周りの友人達はいつも通り接してくれる内に不登校といったものは回避できたという事でした。

しかしその一言は、自分への自信がつかないまま成人を迎えて、周りの環境が変わり始めた時、A子さんを再び失意のどん底へと押しやったのです。

対人恐怖症をも加わり、他人が私の事をどう思われるのかが怖い。今までは恵まれていたけど、環境が変わるのが嫌。社会に出るのが怖い。

私が出会ったのはそんな状態のA子さんでした。

昨今ひきこもりが急増している中、特に男性の方が多いのがアンケート結果でも判明されています。

逆に、その少ない女性の方のひきこもり原因は、ほとんどの場合このコンプレックスによるものなのです。

容姿・人格・家柄までそれは幅広く、A子さんの事例のように指摘され、裏切られ、心に大きな傷を負ってしまうのです。


一般的なひきこもりの方と少し違う様な感じにも聞こえるのかもしれませんが、そんなに違いはありません。

解決策は一緒です。

一般的なひきこもりの方がコミュニケーションが下手と同じように、自分に自信を持たせる事が解決に繋がります。

要は自分を好きになることです。


当方が行った事は、まず「Cyber Contact」にて本人の抱えている苦しみを徐々に共有する事から始まりました。

そして、親御さんには何も言わないようにと言っておきました。

原因がコンプレックスの場合、親が子に自信をつけようと言う言葉は全て裏目に出るからです。

そして、A子さんの悩み・苦しみを共有し、潜在的な欲求が満たされた時、当方は一つのとある提案をA子さんに突きつけたのです。

それは、接客業のバイトをしろ。です。

なぜ、そんな事を言うんだ。それだと逆にもっとA子さんは傷つくのではないか?と思われたかもしれません。

現に親御さんからも言われた言葉です。

ですが、コンプレックスの自信を持つということは、原因を作ったキッカケである他人から指摘されて気付くように、自信の回復も他人からもらうものなのです。

接客業は様々な人と出会います。まず、対人恐怖症克服のために他人と慣れる。

そして、自分では気付かない自分のいい所を見て肌で感じ好きになってもらう人を探すためです。

現に、その効果は先の思春期の頃と似ています。A子さんが対人恐怖症を患いかけた時、不登校になりかけた時、周りにいたA子さんの事が好きな友人に助けてもらっていたのです。

今でこそ再発という悪い結果になりましたが、まず他人と接する事。たくさん色々な人と知り合い友人もできた時

「ああ、この人達は義務で私のそばにいてくれているわけじゃない。私の事が好きだからいてくれてるんだ。」

それに気づいた時、一歩先に進めるのではないでしょうか。

コンプレックスの解決にはなっていないかもしれません。しかし、気にしないでいいんだ!表面だけじゃない、本当のA子さんを見てくれる方だけ大事にしていけばいいんだ!と気付く時がきっとあるはずです。


A子さんはその提案を訓練のつもり、病院にいったと思えば・・・とのんでくれました。

そして今では、紆余曲折ありながらも、接客業を経てOLになったとの事。

A子さん、そしてご家族に心から幸ある事を願っています。







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最終更新日  2009年10月02日 19時05分43秒


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