読書記

大河ドラマに期待するもの。
事実をベースにし、放送されるその時代その時代に対応する味付けだろうと考える。
事実が素材であり、脚本などが味付けでしょう。

今年の篤姫は視聴率を見れば成功なんでしょうが、大河ドラマの理念からすれば成功とは言い難くなってきている、僕にとっては。

龍馬登場を機に、あるいは文久・元治の4年間がはしよりすぎているからかなり無理やりな展開、殊に京をめぐる政争、小松と西郷・大久保の政治活動は・・・？？？
小松がいたからこそ、下級武士あがりの西郷も大久保も活躍できたんでしょう。
薩摩藩士を束ねる西郷、久光をうまく（よくも悪くも）騙して政治を為す大久保。
その二人を信じ、信じられていたのが小松の存在意義だったのでは？
西郷大久保路線と小松路線は同じ路線、三輪車の車輪に例えれば分かりやすいでしょうか？

ドラマであり、天璋院篤姫と小松帯刀を主役に据える以上、無理は承知してきたし、細かなところは気にしないようにしてきましたが・・・・



歴史作家桐野作人のブログ興味のある方はご覧なされるのも一興かと。
性急な方には→こちら同氏の記事より史実との乖離
こんなわだかまりを様々な観点、事実をもとに解きほぐしていらっしゃいます。