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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:宮部みゆき(時代小説)
![]() 新平家物語から4か月ようやく別の作品を読んだのだが、少しばかりピントがボケている。 そこで選んだのが宮部みゆきの「あやし」 頭を慣らす程度の軽く読めるものを、と考えていたんですが、頭をフル回転させるような短編集。 九編からなる怪奇もの。 怪奇物とは言え、「怪奇なるもの」の姿は目に見えるものではないものばかり。 寧ろ目に見えるものは形において異形なるものとして映るが、善良なる者には優しい。 つまるところ最もおどろおどろしいのは「人間の心」なんだということを示してくれているような作品。 (安達家の鬼などがその典型) また同時に最も温かくて優しいものも「人間の心」だということも示してくれる(布団部屋など) 謎解きは早くから分かっているのに、全く飽きさせない(女の首など) 登場人物の心の『ひだ』を深く深く描写しているからなんだろう。 解説にも書かれていたがこの手合いの「物の怪」の肌ざわりはどこか海の向こうのもののような印象があった。 解説を読んで思わず本に向かって「そう!!」と指さしてしまった(笑) ・居眠り心中 ・影牢 ・布団部屋 ・梅の雨降る ・安達家の鬼 ・女の首 ・時雨鬼 ・灰神楽 ・蜆塚 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.06 21:11:40
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