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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:宮部みゆき(時代小説)
269ページ このことを言いたくて宮部みゆきは日暮らしを書き綴っていたのであろう。 あるいは『ぼんくら』の頃からかもしれない。 善人は必ずしも善人ではなく、悪人は必ずしも悪人でもなく。 人によって受け取る感情や考えはガラリと変わるもの。 傍から見ればおかしいことでも、ダイレクトに受け取っている人間の感情はこんなにも脆く崩れることがありえるのかという説得力は宮部みゆきの筆力。 例えば、石和屋の包丁人 例えば、ストーカー被害に遭っていた女やもめ 彼、彼女の誤った考えを私達は笑うことはできない。 それと同時にその誤った考えに導こうとする悪しき者もうじゃうじゃ存在していることを私達は肝に銘じて知らなければならない。 そんな救いようのない世間の中に平四郎や弓之助、三太郎(おでこ)らの無垢(Innocence)が煌びやかに一等星の輝きを放っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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