第十六期竜王決定七番勝負激闘譜(棋譜並べ終了)
今日も昨日に続き、棋譜並べで勉強です。「第十六期竜王決定七番勝負激闘譜」小学生時代からのライバル同士、森内名人(現在)が羽生三冠(現在)からタイトルを奪取したタイトル戦です。今でこそ「鉄板流」と呼ばれる森内名人ですが、このタイトル戦ではその思い切りのよい踏み込みの良さが印象的でした。また、中原誠永世十段との挑戦者決定戦では、中原永世十段がその対局の中で、「角換わり腰掛銀」「相掛かり」「横歩取り」と戦型を変えながら、ドン底から這い上がってきた森内名人と激しい戦いを繰り広げます。本の中にある「羽生さんと長時間(九時間)の将棋を指したことで自分の中で眠っていたものが呼び起こされた」との森内名人の言葉が非常に深みのあるものでした。私も指導対局いただいているプロの方から、様々なことを学び、森内名人のように、その時間の価値をしっかりと確認できるようになりたいです。