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テーマ:たわごと(26821)
カテゴリ:別れ
辞書的解釈はさておき
「ともしび」という詩情を謳いたいときに「灯」を使えばいいじゃないですか。 街灯、灯台、提灯(ちょうちん)、灯篭(とうろう) これらの熟語からわかるとおり、「灯」という漢字には 「辺りを照らす(人工的に作った)光源」という意味があります。 その意味の「あかり」は「灯り」、その他の意味の「あかり」は「明かり」です。 「灯」の訓読みには「ともしび」もあります。 つまり、これも「(人間が)ともした火」ということですね。 「ともす」もんですから、月なんかに使っちゃだめですよ。 明かり:光源を問わない。光、明るさ。 灯りは、暗闇の中に灯る光のこと。 『アカリ』 明かり=光.「窓から明かりがさす」;灯り・・・自然光 灯り=ともし火.電灯.⇒ 明かり.「灯り(明かり)」をともす。 街の灯り.・・・人が作る光 YAHOO“みんなの質問”で 『明かりと灯りの違いは何ですか』と検索したとき 目を引いた解答です。 『マチノ アカリガ キエテ ユク』 これを、墨訳する時、どう書くか 『町の明かりが消えて行く』 『街の灯りが消えてゆく』 『マチ』を変換すると、 町=地域・行政区画・町ぐるみ・隣の町・・・無機質的? 街=街路・「街は買い物客でごった返している」「街を吹きぬける風」 ・・・人と共に 『ユク』=『行く』とは書けないなぁ 『ヒガ ノボル』は、日が昇る・日が上る・陽が昇る・・・ (上記の例文は、Yさんの詩とは無関係です。) 分厚いイベント情報誌の中から、作詞募集に応募されるIさん。 細かい数字は忘れたけれど、応募された作品の4分の1位は、 入選されているそうです。 カナタイプで印字された原稿を、漢字仮名混じり文に墨訳します。 当選するかしないかは、審査員の好みによる所も多いとおっしゃいます。 (殊に作詩の世界では) 字面で印象が変わり、『運命』をルビで、『さだめ』 『女』を『ひと』 などと読ませる世界です。 限られた利用時間内で、自分の知識・経験が 作詞者の意に、どこまで副えるでしょうか 書き終わった墨訳は必ず音読し、確かめていただきます。 点訳と音訳は、正確な読み書きが求められますが、 墨訳は、感性が求められるような気がします。 ある日、「私たちの墨訳で応募したIさんの詩に曲がつき、 ○月○日○○局で放送されました。 そのテープを頂きました。休憩時間に聴いてください」と スタッフの申し送り事項にありました。 セミクラシックで、ピアノのシンプルな伴奏にのって、 澄んだ合唱の歌声が録音されていました♯♪♪♪ ♭♪♪♪ “感動”でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.10.28 14:33:26
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