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2008.03.14
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遅めのランチも終わり、二階からの眺めにマッタリとまどろんでいる昼下がり、
波を押し殺した海の浅瀬にオーストラリア人のツーリストと思える女性二人の影が。

そこから50メーターほど離れた所に、ボブマーリーを意識したような長髪のジモティーが二人。
日に焼けた素肌が太陽に照らされて眩く光っている。
二人は目と目を合わせると、シュノーケリングの小道具を使いながら少しずつ、女性のテリトリーへ近づいてゆく。
相手の様子を目の隅で捉えながら、さり気ない態度で自然に、悟られないように・・・・

『Lock On』
ついに標的を捕捉した。至近距離に到達した。
何を話しているのだろう。
しかし女性たちは彼らに目を合わせない。
無視をし続けている。

そのうち女性の一人がその場を離れて岸のほうへ泳いでいく。
それに従うようにもう一人も後を追った。

完全に無視をされたジモティの青年二人。
未だに諦めきれない顔をしながら、反省する事しきり。
『お前があの時そうしたからいけないんだ』
『お前こそもっと積極的にアプローチしなくっちゃ』
こんな声が聞こえてきそうだ。

こんな日常を毎日続けて行けばそのうち獲物にもありつける。
これが彼らの仕事なのかもしれない。
もっとも、もっとスラッとしてイケ面のボブマーリーだったら、
ナンパの確率が高いように思うんだけどね!
ボクは男だからこんな経験はないけど、ビーチでの体験をお持ちの女性は沢山いらっしゃる事でしょうね。







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Last updated  2008.03.14 16:05:31
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