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カテゴリ:雑談
3月11日 14:46 に発生しました東北関東大震災で犠牲になられた方
の御冥福をお祈り致します。 また被災された方々の一日も早い復興を願っております。 関東圏の実家のほうは家族全員無事でした。 さて今日はRSネタではなく発電所ネタになります。 地震で被災した福島第一原発が話題になっていますが 日本の原発安全神話を崩壊させたショッキングな事故でした。 私は過去に発電所の建設関係の仕事をしていましたので 原子力に関しても多少の知識はあります。 やはり一番大事なのはパニックにならないことです。 放射線で大事なのは量と時間です。 人体に影響が発生し始める被曝量は500ミリシーベルトといわれています。 事故後の東京の放射線量が0.00005ミリシーベルト/h(0.05マイクロシーベルト) で24時間365日あびて0.44ミリシーベルト 年間で浴びる量をここまでにしましょうという値が2.4ミリシーベルト 大体自然界から被曝する量を加味しても2~3ミリシーベルト程度なので 全然問題ありません。 アメリカが福島原発から80km以内から退避と勧告しましたが 同国の学者筋から科学的根拠がないと非難されていますね。 この勧告が混乱を招いていると同時に日本政府の信頼の無さの 露呈してしまいました。 大量の情報が蔓延している中で正しい情報を選択する力と 判断力が必要になってきています。 今回の福島第一原発の事故は日本はおろか世界中を震撼させました。 日本の原子力開発が後退するのは間違いないでしょう。 ただ私自身1回目の転職前に火力発電の建設に携わりました。 最新の火力発電はガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた Combinde Cycle(コンバインドサイクル)が主流になってきています さらに Advanced Combinde Cycle (ACC) More Advanced Combinde Cycle (MACC) と技術が進化しMACCでは熱効率59%まで達成しています。 現在さらに61%のMACC2も開発中です。 蒸気タービンのみでは40%程度なので技術は進化していますね。 原子力の燃料を精製するCO2のほうが火力で発生するCO2より 多いという学者もいます。また廃炉の解体問題も有ります。 化石燃料では埋蔵量の多いLNGを使用するMACCで電力を確保しつつ 原子力に頼らない新エネルギーの開発が今後の人類の課題ですね。 ウラン235も無限ではありませんし、同じ性質のプルトニウムは さらに危険ですしね。 まだまだかきたいことはありますが今度にしますかね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.21 01:21:16
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