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テーマ:日本的なるもの(437)
カテゴリ:陽明学
体充曰く、間思雑慮〔かんしざつりょ〕とはいかようなる念慮にて御座候や。 師の曰く、さしたる悪念にあらざれ共、 思いて益なくわけもなき事をくり返しくり返し思い出〔いだ〕して、 天真のわずらいとなるを間思と云うなり。 応事接物〔おうじせつもつ〕の際〔あいだ〕、至善のある所を分別思慮する時に、 工夫専一〔くふうせんいち〕ならず、 他の念のとりまぜおこりて感通のさわりとなるを雑慮と云うなり。 此の二つはかろき病〔やまい〕にて却って克治〔こくぢ〕しがたきものなり。 よくよく省察〔せいさつ〕あるべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年09月30日 13時14分14秒
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