カテゴリ:不安の特徴と役割、欲望と不安の関係
あるところにヤマアラシが2匹いました。その日はとても寒かったので二匹は温まろうと思い、体を寄せ合いました。ところがヤマアラシの身体の表面はするどい針で覆われています。抱き合うとお互いを傷つけてしまい痛くて仕方がありません。二匹は思わず離れました。しかし離れるとどうにも寒いのです。
日常生活でも一方が立てば、片方が立たずどうしてよいか分からないことはよくあります。こんな時はどう対処したらよいのでしょうか。 こんな時は、森田の精神拮抗作用を応用すると解決します。 神経質な人はどちらか一方に考えが偏りがちです。 寒いときは痛いのを我慢して、体を寄せ合い暖をとらなければならない。または、お互いを傷つけてはいけないので、寒さは我慢しなければいけない。どちらも○○してはいけないがついています。 森田では時と場合に応じて状況はは刻々と変化するという立場をとります。 もし痛みよりも寒さが気になれば二匹のヤマアラシは抱き合っていると思います。寒さよりも痛みが気になれば二匹は離れると思います。 これは逸話ですが、森田では欲望と不安という単元を学習する時は、精神の拮抗作用、調和、不即不離の学習は重要だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.28 07:44:44
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