カテゴリ:生の欲望の発揮
第二次世界大戦の時にアウシュヴィッツ収容所から生還した人の中にV・E・フランクルという精神医学者がいた。
フランクルは人間が人間らしく生きるために必要なことが3つあると言っている。 1、人間はクリエイティブに何かを創る、生産することで生きがいを持って生きられる。 2、人間は他の動物と違い、何かを愛することによって生き生きとする。 3、逆境に耐えることによって、より人間らしくなる。 これを森田理論に沿って考えてみました。 1、ほとんどの人は三度の料理を作っています。 栄養のバランスを考えて家族が喜んでくれる料理を作ることは生活の基本となります。自分で食材を作る。食材を集める。料理方法を学習する。料理教室に通う。 貯蔵や加工食品を作る。調味料を揃える。 料理の道具をそろえる。きちんと収納する。 後片付けをする。冷蔵庫や冷凍庫を整理する。 料理を作ることは家でいえば基礎を作るようなものだと思います。 基礎がきちんと作られていないと、いくら立派な建物を立てたとしても不安定です。 2、子供の世話をする。親の介護をする。身体や精神を病んでいる人に寄り添う。 自然災害のときのボランティア活動をする。 生活の発見会の集談会で世話活動を行う。 町内会の世話活動を行う。 同窓会やOB会の幹事をする。 ペットを飼う。花卉や盆栽を育てる。 果樹や庭木を育てる。自家用野菜作りに精を出す。 他人や物の世話をするものを持っことは、自分の精神の健康維持に大いに役だっています。 3、自分の運命、境遇に対して反発ばかり繰り返しているとますます苦しくなります。 過酷な状況を受け入れて、そこから自分のできることを見つけた人は、苦しみから解放され、生きる勇気が生まれてきます。 神経症に陥った人は、そのおかげで森田理論に出会うことができました。 学習を続けることで、人間としてどう生きていくべきかという答えを見つけることができました。 神経症でやりきれない苦しみを味わったおかげで、今があると考えるのは如何でしょうか。 そして感謝の気持ちを持って日々の生活を楽しむようにしたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.05 06:35:27
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