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Vブレーキの鳴き止め

Vブレーキの鳴き止め処置は


強力なストッピングが超魅力なVブレーキですが・・・ 「ギーギー」うるさい!って思ったことありますよね^^
はい。今日は掲示板で質問いただきましたVブレーキの鳴き防止の話しです。 ブレーキが鳴く理由はフレームのビビリ、共鳴です。

リムとブレーキシューの摩擦により振動が生じ、フレームが 共鳴し大きな音が出ます。

要は摩擦による振動を起こさなければ鳴きもなくなるってことですね^^
よく言われるのがシューの「トーイン」
説明が難しいので写真を撮ってみました。。。



トーインなんてブサイクなセッティングでしょうか
これは超極端&シューの角度が均等ではない 悪い例ですが概ね考え方はこんな感じで^^;

リムの回転方向は矢印の方向。
シューは上から見ると「ハ」の字に開いた形
になっていますね。
つまりブレーキレバーを握るとシュー前方から
リムに接触、強く握るにつれ接触面が大きくな
っていくというセッティングです。
これによりブレーキ初期の効きを調節でき、
しかも自己倍力作用・・・

セルフエナジェイジングに近い効果も期待できます。
さらには鳴きまでも抑えてしまうおまけが付いて くるのです^^



と、こんな感じで鳴き防止以外にも効果が大きいこのトーイン。
  絶好のセッティングが出せればVブレーキの性能が格段に上がります。

え~と、、、

上の写真は極端にしてみたのですが開き具合は最大でも2mmくらいかと
思います。 あまり開きすぎると握りしろが大きくなるし、シューの
曲がりの限界がきてしまいますので^^;

もちろんトーインの開き量も左右均等が理想です。


ほんと、悪い写真で申し訳ない^^;

次にこれ。。。


ブレーキブースターブレーキブースターです。

ウマの蹄鉄のような金属がそれですね。
ブレーキ本体が取り付いているボルト同士をつないで
一体化させフレームの歪みを抑えます。

フレームの歪みとは・・・

Vブレーキはシートステイ(ブレーキが付いてる フレーム)
に取り付き、そこからリムに対してほぼ直角に押しているので、
当然フレームをリムから遠ざける方向に押し開いています。

フレーム側にはいろいろな工夫がされているの
ですが、やはり強力なインプットには耐えられない
のでこのブースターを付けてシートステイの補強をします。

これによってよりダイレクト感あるブレーキタッチが得られますね^^
しかも! シートステイの余計な振動を抑えますので、
フレームのビビリ、つまりブレーキの鳴きもおさえることができます。


はい。こんな感じでブレーキの鳴きは解消できると思います。今回登場の自転車はおいらの赤ガノ君。
ブレーキは「SHIMANO DEORE LX」 シューはBMXでおなじみの「KOOL STOP」ブースターもBMXの物を使っています。

このセットは効きますね~!
ディスクブレーキが物凄い勢いで流通してますが、おいらはリアはやっぱ
Vがいいですね。指一本で完全ロック可能ですから!

物凄くしつこいようですが、ブレーキのメンテナンスは十分注意してください。



追加ですが・・・

ワイヤーブレーキワイヤーの余り。。。
こんな感じにしておくとワイヤーが外向きにピョンって
なったりしなくなります。

特にリアブレーキは足の大きな人やシューズの形に
よってはワイヤーに接触し、切断させてしまうこと
がありますので注意が必要ですね!

写真ではチョット長すぎですが、シューのナット
付近でカットするとちょうどいいようですね。

あまり短くカットしてターンスプリング側に曲げて
しまうと切ったワイヤーがタイヤの方向を向きますね。

降車してるときはタイヤと接触していなくても
漕いだときやコーナーなど、タイヤやフレーム
が歪んだときに接触してしまっては意味がありませんので。。。







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