皆さん、こんにちは
シェアーズの中川です。
年明けから数日間は快晴に恵まれていましたが、昨日・今日と悪天候ですね。
大雨が降ったと思ったら、大風が吹き荒れていますね。
皆さんも風邪などひかないように、健康に留意してください。
さて、今日は 企業価値算定 について少しお話いたします。
以下の図を見てください。
この図は企業に内在する価値を、各要素に分解した図です。
株主価値 = 事業価値 + 財産価値 - 負債(有利子負債)
です。
事業価値 とは、いくら稼ぐ能力があるかを基準に算出します。
財産価値 とは、会社という蔵に事業には使わない余剰の資産を
どれだけ貯めこんでいるかを基準に算出します。
有利子負債 は、長期・短期の銀行借入金、社債等の総和です。
このように分解して企業価値を算出すれば、
一見するとわかりにくい会社の価値を
比較的簡単に弾き出すことができるのです。
さて、事業価値の算出法ですが、
私たちはディスカウント・キャッシュフロー法(以下 DCF法)を
もちいて算出することをお勧めしています。
DCF法は、将来の利益とキャッシュフローを
様々な前提条件のもとで予想し、事業価値を算出します。
事業価値とは将来にわたって、
どれぐらい稼ぐ能力があるかということです。
簡単に言いますと、将来に稼ぎ出すキャッシュ(現金)の総和、
つまり企業の生涯所得のことです。
![DCF法による企業価値算定.gif](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/06/0000013906/08/img048bc75bzik3zj.gif)
DCF法による事業価値算定は、大きく分けて2つのステップがあります。
【1】
まずは、企業が将来生むすべての利益を、
あらゆる前提条件のもと算出します。
ここではフリーキャッシュフローを使います。
フリーキャッシュフローとは手元に残る現金のことで、
可処分所得と考えていただくとわかりやすいと思います。
稼いだ分から出て行く分を差し引きしたものです。
【2】
将来生む利益を、現在の価値におき直します。
例えば、今現在の100万円と10年後の100万円は
まったく同じ価値であるとはいえませんね。
したがって将来の利益については割り引いて考える必要があります。
割引率の算出は自己資本、他人資本の構成条件から算出します。
さらに詳しく学ばれたい方は
企業価値を見抜いて投資せよ!
キャッシュフローバリュエーション編
をご覧ください。
詳細にわかりやすく説明しております!
さて、シェアーズが提供している バリュエーションマトリックス は、
このDCF法をベースに企業価値を算出する分析ツールです。
銘柄分析の結果をアップいたしました。
ぜひご覧ください
→ GMOインターネット
*当ブログで紹介している銘柄は購入を推奨するものではありません。
ご注意ください