防犯事業は、リフォーム業と同じく“クレーム”が必ず付きまとう商売といえます。そのため、私はあまりお奨めしません、と言ってきました。

正しくは、クレームで仕事が止ってしまうような会社さんには、お奨めしたく無い、というのが本当です。生意気な発言ではありますが、お客様を困らせてしまう、売りっぱなしの会社もあるのです。また、値段もあって無いようなものですから、あきらかに高い価格設定されているところもあります。

人間関係の出来ていないところで、ほとんどが「これください。」の商品では無いのですから、販売すればクレームが起こって当然といえます。防犯グッズ・機具は、必ず誤報があります。そして、機械ですから、故障して必要な時に作動しないこともありえます。

そういったとき、人間関係が無ければ大きなクレームに発展します。これは、どんな商売でもいえることです。私の知らない昔には、当たり前のことが今は出来ていないのだと思います。私が幼少期の頃、あまり記憶はありませんが、親戚のおっちゃんの店で手伝いをしていました。

クリーニング屋さんでしたが、やはり万が一のミスは起こります。でも、お客様は怒りません。困るのです。この違いは、文章では伝わらないかも知れませんが、当たり前のお客様との人間関係さえ出来ていれば、クレームに発展することはあまり無いのです。


まあ、売り方、商材、職種によって違いはあると思います。でも、人間関係ありきという考え方が無ければ、クレームは必ず起こるでしょう。例えば防犯の場合、必ず人間関係を築いてから販売しないといけないといえます。