理論と実践
今日は津田久資さんのセミナーに行ってきました。http://www.july7.co.jp/これまた素晴らしいセミナーでした。津田さんの声には張りがあり、態度は自信に溢れ、表情は笑顔でした。時々、聴衆にピンポイントで「XXさんはどう思います?」と聞いて、緊張度を保ちます。そして当たり前ですが、話の内容が理路整然とし、きちんとした学びがあります。セミナーの内容は戦略立案の方法論でした。戦略立案の基礎は、ロジカルに拡散と収束を繰り返すことです。目的を達成するための解決案を、ブレストでロジカルに拡散して行きます。この時に重要なのは、アイデアの視点を多くすることで、数は重要ではありません。例えば紹介率を上げる場合に、「病診連携を強化する」は「外来を分離する」と視点が違いますが、「病病連携を強化する」とでは視点に変わりはありません。この視点を広げるために、マーケティングツールがあります(PPM、4P、AIDMA)。戦略立案には評価基準の設定が必要です。ですが、評価基準は多いほど判断に迷うので、拡散したアイデアを優先順位などで2,3個に収束していきます。こうして書いてみると、何だかわかりませんね。聞いているときは、理解したつもりなのですが・・・・津田さんは理論的なお話で、昨日の高萩さんと比べると具体性に欠ける分、頭に入り難いのかもしれませんね。かと言って教えが具体的だと、表面だけを真似て、応用が効かなくなって、失敗します。そこに至るまでの理論を把握することも大事ですね。成功例を理論に基づいて分析し、自分で試すことが、諸先生の知恵を習得する近道だと思います。