Seagate Barracuda 7200.11 ST31000333AS の シリアルコンソールレベルは 5V 系 TTL - HDD_RX@open: 4.78V, HDD_TX@open:2.56V, 測定で HDD_RX pullup 4.7KΩ で 5V と予想(4)
カテゴリ:ソフト開発日誌
Seagate Barracuda 7200.11 ST31000333AS の HDD_RX 端子(シリアルコンソール入力) を調査した。結果は 5V 系 TTL レベルだと判断できる。HDD_TX の Voh が少々厳しい。
調査対象の HDD 仕様を再掲する。Seagate Barracuda 7200.11 ST31000333AS, S/N 6TE0G***, P/N: 9FZ136-300, Firmware: CC1F, Date Code: 09227, Product of China だ。 +5V(Vcc)=4.79V 程度(ノイズで振れている)において、HDD_RX 開放電圧は 4.78V, HDD_TX 開放電圧は 2.56V となった。 HDD_RX は おおよそ TTL レベルだと判断できる。HDD_TX の Voh レベルが TTL Vih (2.0V) と比較して接近している。低速信号なので大きな問題とはならないだろう(実際の閾値は 1.5V 程度)。厳密なレベル合わせが必要ならばレベルコンバーター電源を 3V~3.3V で動作させるのが望ましいと思われる。しかし、必須ではない。 2009.1.25 訂正記録 TTL Vih レベルを 2.4V から 2.0V へ変更しました 詳細な端子電圧と電流の関係を以下の回路にて測定した。厳密な測定は目的としないので簡易な回路で済ませている。 結果はほぼ線形である。測定中に電圧を上下させているが、履歴性は認められなかった。寄生サイリスタが ON になる様な振る舞いは測定中なかった。 グラフの傾向より、HDD_RX は +5V(Vcc) に 4.7KΩでプルアップされていて、ロジック部のインピーダンスは高抵抗だと考えられる(パターンは追っていない)。以下は測定データ。
地球の裏側のサービス拠点で使われるかも知れない治具の管理を考えれば、あまり弱い設計は選択できないだろう。 大丈夫、こんな実験をした後でもハードディスクは素敵な文鎮にはなっていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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