カテゴリ:電子工作
2013.10.17 追記: 安定化作業をまとめたページを作成しました
土曜日に秋月秋葉原店頭で pcDuino を売っていたので買ってみる。店内入り口カウンター内の棚の上にあるので商品名を言って買える。 一応他に必要な物は、5V2A USB-AC アダプタ, Standard-A to Micro-B ケーブル(電源), 標準HDMIケーブル(DVI に接続する場合は変換アダプタも加える), 3.3V level USB-Serial(有った方が良い), microSD 2Gbyte 以上(色々と弄るにはもっと大容量が良い 4Gbyte が使えた), Self powred USB-HUB(+Standard-A to USB HUB のケーブル, Host が不安定), Ethernet Cable Cat.5 以上(と接続環境)。 基板を見てみる。うーん、汚れと錆が目立つ。箱の紙から出てきた繊維くず以外の付着物が目立つ。ピンのメッキも薄い様だ。 裏面を見てみる。同様に錆びと汚れが目立つ。電源用、OTG 用の micro usb コネクタはフラックスを被ってリフローの時に焼ける様に錆びてしまったか?無水アルコールで一通り清掃を行う。なかなか汚れは落ちない。無理に落とすことは出来ない。力を後から加えることを想定していない表面実装部品なので強く擦れない。 電源は Micro USB-B コネクタより供給する。Downloadページの Hardware 節 Schematics を読んでみると、接触が良くないと思われる場合は保護回路を付加して J9 pin header か USB-A コネクタから供給できそうだ。 起動してみる。比較的安定している時に採取した boot ログだ。3 pin 立っているデバック用シリアルポートに 115200bps, 8bit, no-parity, 1stop, で接続して得られる。 安定して起動するのは結構まれだ。6 割程度はまともに起動しない。起動しても kernel panic が発生する(完全には停止しない。userland はまともに動かない)。 USB Host 周りも不調だ。HID は HUB を通すと何とか動作する。 Downloadページより Ubuntu SD Bootable Image を取得して Micro SD に dd で書き込んで boot すると安定性は大分良くなる。方法は Documents 節 User Guide of OS installation for pcDuino に書いてある(7z 解凍, .img をそのまま Micro SD の block 0 から書き込み, 起動すると各種設定可, パーティションサイズを広げた場合は広げた後の起動で少し待つ)。 pcDuino の Kernel source らしきもの を見つける。 % git clone https://github.com/linux-sunxi/linux-sunxi.git で取得。やたらと sun4i とかデバイス名に出てくるので何のことか気になるのと、NAND メモリ上に ext3 ファイルシステムを置いているのが気になった。Sun Micro Systems とは関係なさそうた。チップのコードネームらしい。 NAND メモリに独自の wear-leveling layler が被せてあるようだ。block device のソースは drivers/block/sunxi_nand 下にある。ファイルシステムに ext3 を利用している理由が判った。 いくつかソースファイルを開いてみる。多難だなぁ。デバイス・ドライバ屋の直感的なもので詳しく解析した感想では無いけれど... 遅いけれど Beagle Bone Black の方が安定しているのかも。 2013.10.17: 関連ページを追記しました 電源ボタン追加 Ether, SDIO を PIO 化、MALI を 240MHz にダウン(作業記録) CPU 600MHz、SD card bus 24MHz にしてクロックを落としてみる(作業記録) pcDuino sdram_pll を 816MHz から 720MHz へ(作業記録) パッチ整理(作業記録) pcDuino 安定化まとめ(作業記録ページ公開) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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