アールガーデンに有った CHIeru CZ-520-B 分解 - CMI6206, OUT: 16bit, {44.1k, 48k, 96k}, IN: 16bit, {44.1k, 48k}(2)
カテゴリ:お出かけ・買い物
末広町近くのアールガーデンに 500 円で USB Audio デバイス CZ-520-B が売っていたので買ってみる。型番よりもケースに CHIeru とデザインされている方が印象的だった。分解するとCMI6206が出てくる。
ネジ穴がある特異な外観だ。CZ520-B で検索してみると語学学習教室に向けた機材に使われている事例が見つかる。教室の家具に固定するのだろうか?裏の厚いシールを剥がすと型名が記載されたラベルが出てくる。 コネクタ類も奇妙な組み合わせだ。前面に USB-A 受け, Head Phone, Mic, Line-Out, Line-In が配置されている。USB-A は内蔵 HUB が有る?そうでは無かった。分解してみると内蔵 HUB は無かった。背面の USB 2 と記された Micro-B からスルーで前面 USB-A に繋がっているだけだ。前面の Line-In は背面の Line-In と接続されている。どちらか一方だけ使える。 背面に (USB 1)Micro-B 受け, Line-In(前面と接続), (USB 2)Micro-B 受け(前面 USB-A と接続)となっている。 分解して基板を見てみる。基板はヘッドホンジャックの首の部分でケースに嵌っている。 ほぼ中央に CMI6206 を配置した簡潔な配置になっている。右側の部分は USB-B から USB-A に繋がる単純な配線である。基板のトレースと部品からすると、ヘッドホン出力には 220uF の電解コンデンサを入れてある。その他のアナログラインは全て積層セラミックコンデンサを通してあると思われる。高級コンデンサは使っていない。16bit の D/A, A/D なので高級な部品は必要は無いと思われる。LED が 2 個付いている。目的は不明だ。 基板裏面を見てみる。全面ベタアースだ。教科書通りの基板設計だ。前面の Line-In 端子と背面の Line-In 端子が接続されているのが分かる。 USB Device, USB Audio Device としての特性をみる。Linux で次のパラメータを収集した。 ・dmesg ・lsusb ・/proc/asound/cardN dmesg, lsusb: VID:PID=0d8c:0102。Full Speed device であることが分かる。HID も付いている様だ。ただし、ボタン類は無い。500mA 消費するデバイスなので PC 直接接続か、セルフパワード HUB に接続する必要がある。 /proc/asound/cardN: ・出力: Signed 16bit, 2ch(アナログ出力回路の構成より), {44.1k, 48k, 96k} smaples/sec, adaptive ・入力: Signed 16bit, 2ch, {44.1k, 48k} smaples/sec, async USB Micro-B から Standard-A の配線は何に使った? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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