土居豊さんが『沿線文学の聖地巡礼』という本を出版されました!
数少ない同業者のお友だちである関西在住の土居豊さんが、新しい本を上梓されました。それがこの『沿線文学の聖地巡礼 ~川端康成から涼宮ハルヒまで~』です。【送料無料】沿線文学の聖地巡礼 [ 土居豊 ]価格:1,470円(税込、送料込)土居さんは村上春樹研究でも有名で、先日、村上春樹氏が講演会を行ったときには、NHKの取材を受けていました。すごい!『沿線文学の聖地巡礼』の内容は、大阪の鉄道沿線ゆかりの文学を比較文学的に読み解き、昨今流行の「聖地巡礼」と合わせて考察する試みとのことです。一応、目次を紹介しておくとプロローグ 鉄道文学と沿線文学第1章 阪急京都線 宮本輝『青が散る』1.『青が散る』の舞台、阪急京都線沿線2.作家・宮本輝のこと3.青春小説の典型『青が散る』4.沿線文学としての『青が散る』5.『青が散る』の時代背景6.『青が散る』は阪急京都沿線が生んだ物語第2章 阪神本線と村上春樹1.村上春樹の初期作品の舞台は阪神間2.『風の歌を聴け』は無国籍小説か?3.沿線文学としての村上春樹4.村上文学は阪神間の風景から生まれた第3章 阪急神戸線 谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』1.ライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズと阪急神戸線沿線2.アニメ版『涼宮ハルヒ』で描かれた実在の風景3.『涼宮ハルヒ』に描かれた大阪駅前の異空間4.『涼宮ハルヒ』にみられる阪急神戸線の東西への移動5.阪急神戸線沿線の不思議第4章 近鉄大阪線 東野圭吾『白夜行』1.作家・東野圭吾について2.東野圭吾の代表作『白夜行』と近鉄沿線3.『白夜行』と、舞台となった沿線のステップアップ4.『白夜行』と作者の出身校の関係第5章 JR大阪環状線 万城目学『プリンセス・トヨトミ』1.万城目学と『プリンセス・トヨトミ』2.『プリンセス・トヨトミ』と大阪の町3.『プリンセス・トヨトミ』とJR環状線、大阪市営地下鉄沿線4.『プリンセス・トヨトミ』と大阪の魅力5.小説における鉄道と町の描写の好例第6章 阪堺電車 川端康成から村上春樹まで1.川端康成と大阪2.日本人初のノーベル文学賞作家・川端康成3.川端康成と村上春樹の意外な共通点4.阪堺電車沿線ゆかりの作家・庄野潤三~川端と村上をつなぐ接点エピローグ「鉄道文学について」それから、明日、11月2日に出版記念のトークショーを行うということです。詳細は以下の通りです。 『沿線文学の聖地巡礼』土居豊著 刊行記念トークイベントがジュンク堂書店西宮店で開催されます。 開催日時 11月2日(土)19:30~21:00 開催場所 ジュンク堂書店西宮店内カフェクローチェ(カフェ営業終了後開催) 出演 土居 豊(著者) ゲスト 井上ひかり(声優・アニソンシンガー) 参加方法 『沿線文学の聖地巡礼』(関西学院大学出版会刊)をジュンク堂書店西宮店にてご購入いただいた方に参加券をレジカウンターにてお渡しいたします。 電話でのご予約、取り置きも受け付けいたします。 配布予定枚数40枚に達し次第終了です。 会場への入場は当日ご来店の先着順にご案内いたします。 (参加券に通し番号を入れていますが関係なく先着順です) お問合せ ジュンク堂書店西宮店 TEL 079868-6300興味のある方は是非本を手に取り、関西圏の方はトークショーも聴きに行ってみてください。