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2015年08月25日
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■小説「どん底塾の3人」010:人生のベースキャンプ
ああ・どん底塾の3人.jpg
「ノートの使い方を説明しよう。これはおまえたちの、人生のベースキャンプだ。その前に、海老原に質問しよう。おまえは1月1日に、どんな志を立てた? ココロザシって、意味がわかるか? 信念を実現しようとする決意のことだ。それを思い出して、最初のページに書いてみろ」
 海老原浩二は、悩んでしまう。営業職に配置転換されてからずっと、売れるようになりたいという漠然とした思いはあった。それって「信念」なのだろうか。願望であって、信念とは違うように思う。
「考え込んでしまったようだな。まあ、ムリもない。そんなこと、だれも教えてくれなかったんだからな。いいよ、いまのところは、志なしでも構わん。四分割したノートには左上から時計回りに、PDCRと小さく書き込んでおく。Pには毎朝その日の最大の成果を思い描いて書く、1日が終わったら、Dには果敢に挑戦して成功したこと失敗したことを書く。Rにはその日の最大の発見を書く。発見は気づいたことでもかまわない。そして1日の挑戦と発見から、明日の糧になりそうなことをCに書くんだ。1日の始まりと終わりには、必ずこのノートと向き合わなければならない。ノートの記録が増えてくると、志は書けるようになる」
「成果が思い描けない日は、どうするんですか?」と海老原。
「いい質問だ。おそらくおまえもそうだろうが、多くの営業マンは毎日成果を思い描いて仕事を始めていない。ルートセールスでいう定期訪問などでは、成果を思い描けない。こういう仕事を△活動という。成果が思い描けないから、結果に〇も×もつけられないんだ」
「Pを書くということは、成果に〇か×がつくわけですね」
「さすが大河内だ。営業時代のおれは、毎日このノートを活用していた」

 自分には、「志」があるのだろうか。加納百合子はノートのR欄に、「志とは信念を実現するための決意」と書きながら考え続けている。自分はなにになりたいのか。自分はなにをしたいのか。どうしても、思い描けない。
 受験時代は机の前に、「○大合格」などの張り紙をしていた。合格するために、猛勉強もした。加納はさっきのやり取りを、思い起こしていた。志を思い描けないのは、離婚やリストラ騒動があったからなのだろうか。
 そんな加納の心のうちを見透かしたように、亀さんが声をかけた。
「加納は自己紹介のとき、営業でもやろうかと言ったよな。デモ職について、おまえはどんなやりがいを発見するんだ? 志とは、士(さむらい)の心と書く。士の心ってなんだ? 武士道だろうが。徹底的に、精神を鍛え、技能を磨く。デモ職で、それができるか。甘ちょろいんだよ。おれは女だからという理由で、手抜きはしない」

※ダントツ営業の智恵
 手帳になんでもかんでも書いてはいけない。思いを綴るノートを用意すること。






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最終更新日  2015年08月25日 08時31分49秒
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