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2016年01月06日
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■小説「どん底塾の3人」023:夢と希望
ああ・どん底塾の3人.jpg
 亀さんを送り届けてから、3人は2次会へと繰り出した。スナックへは、海老原浩二が案内した。前から一度入ってみたかったところだ。テーブル席が空いていた。テーブルに黄色い棒を置いて、加納が大きな伸びをした。
「楽しかったわ。何だか、今日で吹っ切れたみたい」
「黄色い棒か、笑わせてくれるよ。ところで、希望と夢の違いがわかるか?」
 大河内が2人に問いかける。海老原が反応する。
「亀さんみたいな、口の利き方ですね。夢も希望もない、という言葉があるくらいだから、2つは別ものなのでしょうね」
「夢はね、将来実現したい願いなの。だから、はるか遠くにあるの。希望の方はね、あることを成就させたいとの願い。夢よりも近いところにあるってわけ。
 どん底塾の最初の日、ほら自己紹介したときだけど、亀さんが質問したじゃない。おまえの夢は何だって。海老原くんは、ベッドを買うことと答えた。夢って努力しなければ手に入らないもの。これが亀さんの答えだった。
 それで調べてみたの。たとえば綾乃のために、新しいお父さんを迎えたいという願い。これがわたしの夢だとする。その夢を成就するための具体的な願いや望みが、この黄色い棒ってわけよ」」
 加納は黄色い棒を振りながら、遠くを見る目でいった。
「なんだかよくわからないや。加納さんは綾乃ちゃんのために、新しいお父さんを迎える夢を、いつまでも忘れない。ポジティブに考え、希望を捨てない。希望って、夢を実現するための活力みたいなものなんだ」
「おまえは成長したな」
 大河内は亀さんの声色を真似て、海老原にいった。続いて、加納に言葉をかける。
「再婚相手を探しているんだ」
「たとえ話よ。すぐに真に受けるんだから」
「一流の営業マンになる。これがおれの夢。そのために、希望を捨てないで、コツコツとあらゆる努力を重ねる。すると、希望が一歩夢に近づく。こんな図式になるのかな」
 黄色い棒を拾い上げ、大河内は加納の顔を覗き込む。加納はちょっと照れながら、ほほえんだ。

※加納百合子の日記
 どん底塾の塾長・亀さんが、素敵なすし屋に連れて行ってくれた。今日のお仕事のご褒美だった。よい仕事をしたら、自分自身にご褒美をあげる。そしてよい仕事を与えてくれた人に感謝を捧げる。亀さんから教わったことだ。
 いま目の前に「祝2〇××年4月28日」と刻印された黄色い棒がある。希望という意味のダジャレなんだけど、お店の人もお客さんも一体になって、わたしたちの今日を祝福してくれた。
 自分へのご褒美が10回になると、自然に夢が現実になる。なんだか、勇気をもらったみたい。 

※ダントツ営業の知恵
 努力を継続すること。夢を実現させるには、それしか方法がない。






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最終更新日  2016年01月06日 04時12分19秒
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