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カテゴリ:知だらけの学習塾
知だらけ058:「考える」と「思う」
以下の記事は『妙に知(明日)の日記』で紹介済みです。そちらを読んだ方はパスしてください。
「思う」と「考える」の使い分けを、間違えている人をよくみます。いきなり問題で申し訳ありませんが、次の点線部分に、「思う」か「考える」を入れてみてもらいたい。
問題「○○駅前のマンションを購入したいと……。」
いかがでしょうか。悩んでしまった人が多いことでしょう。○○駅前には、複数のマンションがあります。
この人が購入すべきマンションを特定していれば、「思う」となります。駅前ということだけを決めていて、そのなかのどれかを購入したい場合には「考える」となります。
「思う」は胸のなかで、ある1つのイメージを大切にしているときに用います。つまり「駅前の〈あの〉マンションを購入したい」というときの用語です。
一方「考える」は、あれこれ比較しているときに用います。「駅前の〈あれ〉にしょうか、〈これ〉にしようかと、まだ迷っている」状態のときの用語となります。
就職探しの学生が「株式会社コラボプランの入社試験を、受けようと考えている」といえば、まだ逡巡している状態です。
ときどき「山本藤光さんの『人間系ナレッジマネジメント』を実践したいと考えています」という人がいます。こんなときは、いつも眉に唾をして聞いています。
プロポーズされた女性が、「考えておきます」といいました。あれもやっぱり、迷っているのでしょうね。営業職の場合は、顧客が「考えておく」といったら、それはノーの意味なんです。プロポーズのときと比較するのは、おかしいですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月25日 02時16分25秒
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