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カテゴリ:知だらけの学習塾
知だらけ073:自説をまとめる1(小さな研究の進め方)
◎ 動物・植物・無機物の輪廻である
塾長はここまでの「小さな研究」のまとめとして、ひとつの仮説を組み立てました。
お婆さんが洗濯をしていると、川上から植物(桃・柿)が流れてきます。そして植物から小犬(動物)が誕生します。ここまでは「桃太郎」の話と同じです。
やがて小犬は殺されて、大きな木(植物)に変化します。お爺さんは生ある木を伐採し、それで臼(無機物)を作ります。その臼も欲張り爺に割られ、燃やされてしまいます。残ったのは灰(無機物)だけです。その灰が枯木にみごとな花(植物)を咲かせます。
「花咲爺」はこのように、植物・動物・植物・無機物・無機物・植物と変化を示します。塾長が注目したいのは、この変化の過程で現れる「財宝」のことです。財宝は一つの変化が完了したときにきまって出現します。
まず最初は、植物から産まれた犬が「ここ掘れワンワン」と知らせるとき。次は殺された犬が植物に変り、それを臼にしたとき。そして最後は燃やされた臼が灰になり、それで枯木に花を咲かせたとき。財宝は地中から、臼の中から、殿様からのほうびとして善良なお爺さんたちにもたらされるのです。
これを前記の輪廻に重ねてみます。植物・動物・(財宝)・植物・無機物・(財宝)・無機物・植物・(財宝)となります。つまり一つの輪廻が完成したときに「財宝」が現れているのです。しかも動物、無機物、植物と変化をとげたそれぞれが財宝に関与しているのです。
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最終更新日
2018年01月09日 02時46分08秒
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